元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、ソフトウェア・ファーストのトヨタの本気度?

トヨタ自動車:NTTとの資本業務提携 】


 2020/3/23、トヨタ自動車は、NTTとの資本業務提携を発表した。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/32057066.html

スマートシティプラットフォームの概要

・住民・企業・自治体等向け価値提供のセキュアな基盤として、スマートシティのデータマネジメントと情報流通、これらに基づくデジタルツイン(まちづくりシミュレーション)とその周辺機能により構成される
・また、個々のスマートシティのプラットフォーム、及び他のスマートシティのプラットフォームとの連携基盤としてプラットフォーム・オブ・プラットフォームを擁する


 一方、「トヨタとNTT共同記者会見」は次の通り。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/32065171.html

1.トヨタが生まれ変わるための2つの大きな変化

< ソフトウェア・ファーストのモノづくり >
・ひとつは、トヨタ自身が対応していくべきものとして、モノづくりにおけるソフトウェアの位置づけの変化があります。

< 社会システムの一部としてのクルマ >
・もうひとつは、トヨタだけでは対応することができないもの。クルマの役割の変化です。


2.トヨタの原点は「すべての人に幸せを」

・人々が「クルマ」以上に「通信」を必要不可欠なものだと考えているということ。もっというと、「通信」が人々の「幸せ」につながっているということです。


(ご参照)2020/1/7:トヨタ、「コネクティッド・シティ」プロジェクトをCESで発表
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/31170943.html

Woven Cityの主な構想

・街を通る道を3つに分類し、それらの道が網の目のように織り込まれた街を作ります。

・街の建物は主にカーボンニュートラルな木材で作り、屋根には太陽光発電パネルを設置するなど、環境との調和やサステイナビリティを前提とした街作りを行います。

・暮らしを支える燃料電池発電も含めて、この街のインフラはすべて地下に設置します。

・住民は、室内用ロボットなどの新技術を検証するほか、センサーのデータを活用するAIにより、健康状態をチェックしたり、日々の暮らしに役立てたりするなど、生活の質を向上させることができます。

・e-Paletteは人の輸送やモノの配達に加えて、移動用店舗としても使われるなど、街の様々な場所で活躍します。

・街の中心や各ブロックには、人々の集いの場として様々な公園・広場を作り、住民同士もつながり合うことでコミュニティが形成されることも目指しています。


<感想>
 あらゆるモノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」を東富士(静岡県裾野市)に設置し、「Woven City」と命名し、2021年初頭より着工予定のトヨタ
 今回のNTTとの資本業務提携は、ソフトウェア・ファーストのトヨタの本気度が強く感じられる。

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