元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、是枝監督の「誰も知らない」はタイトルを3回変更

是枝裕和監督作品:誰も知らない 】


 是枝裕和監督作品の「誰も知らない」を見た。 
 以下は、是枝裕和監督の言葉*。
*https://www.shinichiuchida.com/2004/08/dazed-japan.html?m=0


「このタイトルは自分でも気に入っている。15年前の脚本のタイトルは『素晴らしい日曜日』。7年前には『大人になったら、僕は』に変更した。それが今回『誰も知らない』になったのは、まず少年の主観的なモノローグの目線から1つ視点を浮かせたというのがある。僕自身が、事件当時の母親の年齢(40歳)を越えたことも、タイトルの視点が変わったことと関係があると思う」

「このタイトルには、本当に『誰も知らない』のか? 知らないフリをしてるだけではないか? という問いかけの意味もある。映画では、子供たちだけの部屋を偶然見てしまった大家の女性が、ふっと目を逸らす。長男が買い物に通っていた近所のコンビニの店長も、まったく彼のことを知ろうとしない。逆に映画後半に登場する少女は、少年を知ろうと努力している。誰かに知ってもらうこと、少しずつでも知ろうとしてあげること、その関係性は大事なことだと思う」


<感想>
 是枝監督の言う、「誰かに知ってもらうこと、少しでも知ろうとしてあげること、その関係性は大事なことだ」をしみじみと感じる今日この頃である。

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