【 馳星周:少年と犬 】
先日、直木賞受賞作「少年と犬」(馳星周著、文藝春秋)を読んだ。
以下はインタビュー記事からの一部抜粋。
https://books.bunshun.jp/articles/-/5521
最後に多聞がたどりついたのは、九州・熊本。そこでようやく再会を果たしたのが、言葉を失ったひとりの男の子だった――。
「実は単行本の最後に収めた『少年と犬』は最初に書いた話です。でも通しで読んだ時、濃密にして無垢な魂でしか通い合わない絶対的な絆、これを最後にぜひ置きたいと順序を入れ替えました。小説ならではの奇跡を味わってもらえるはずです」
<感想>
本作は、オール讀物に連載(2017/10〜2020/1)された6篇の単行本。
最後に収められた「少年と犬」を最初に読んで、また最後に再読することに。
不夜城〜漂流街以来、二十数年振りの馳星周氏の作品。
無償の愛を感じられる作品だった。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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