【 米中問題:日本のスタンス 】
2020/9/18、ニッポン放送の「飯田浩司のOK! Cozy up!」で、米中問題に触れていた。
https://news.1242.com/article/245503
以下は、一部抜粋。
新たな局面を迎える“米中分断”~改めて問われる「日本の立ち位置」
米中分断~アメリカと中国の間に挟まれる日本
末延)間違いなく米中デカップリングで、やはり分断ですよね。アメリカは本気です。
ペンスさんの3年前のスピーチ、それからこの間のポンペオ国務長官が行った、ニクソン大統領図書館での演説がありました。
全体主義、中国独裁者、習近平さんを許さないというものです。
ニクソンさんの電撃訪中、キッシンジャーさん以来の中国への関与政策で、「関与すれば人権が認められて、オープンで公平な資本主義に近づいて行く、と言ったのは間違いだった」という。
これは民主党政権・バイデンさんも含めて動いているアメリカの方向です。とすると、日本が苦しいのは、安全保障上はアメリカと同盟関係で組まなくてはいけない。しかし、経済界のかなりの部分で、中国とやって来たところがあるということです。ここに来てイギリスのジョンソン首相が、例の英連邦のインテリジェンス仲間、ファイブ・アイズについて言及しました。
飯田)情報共有のシステムですね。
末延)ファイブ・アイズへの日本参加について、ウェルカムと言っているでしょう。
末延)菅新総理もアジア版NATOには反対で、中国の囲い込みはしないと言ったでしょう。
飯田)総裁選のなかで、そういうことを言っていました。
末延)そこに中国寄りの二階さんがいる。それを補う上でも、安倍さんの弟で台湾の蔡英文総統とも関係の深い、岸信夫さんを防衛大臣に起用しました。これは日米同盟の証でもあるし、中国に対する牽制でもあって、早速中国が反応しています。
飯田)中国外務省の報道官が、「台湾と公式に関係を深めることはないように」と言っていますね。
末延)コロナの問題でいちばん頑張った台湾に対し、それを入れなかった中国寄りと言われるWHO。そう考えると、台湾の存在感がコロナ禍で一気に増しました。日本では台湾カードはタブーとされ、メディアもあまり触らなかった。しかし、国際政治としての中国を考えるときに、台湾カードを触らないとわからなくなって来たのですよ。
<感想>
米中対立の中での台湾を含めた日本のスタンスが世界的にも注目されているのは間違いない。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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