元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、政治家が自助と言ってはいけない?

【 自助:国民のSelf-Helpの必要性 】


 2020/9/21、高橋洋一さんが、現代ビジネスに『菅総理の「自助発言」をいたずらに批判する、野党とマスコミの勘違い』を掲載皿れた。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75818?imp=0

 以下は、一部抜粋。

 


筆者は、いろいろなメディアで発言しているが、河野太郎行政改革担当相、平井卓也デジタル改革担当相、岸信夫防衛相は、玄人筋でもうなるほどの仕事師なので、その点を高く評価している。

 

いいスタートだが、菅首相は19日からの4連休を精力的に使っている。小泉政権時代から面識のある筆者も20日に挨拶程度にお会いしたが、これまでと同様に、「国民のために仕事をする」とのやる気がみなぎっていた。

 

その菅政権について、国作りの方向で、一部で誤解があるようだ。物議になっているのは、菅首相の就任談話の中で、菅首相が使った「自助」という言葉だ。

 

就任談話の中で、「我々が目指す社会像は「自助・共助・公助、そして絆」です」と書かれている。

これに一部野党や一部マスコミが噛みついている。

 

枝野幸男代表(立憲民主)は、「政治家が自助と言ってはいけない。政治の責任放棄だ」と、菅首相の「自助」を批判している。

 


そもそも、民主党政権時代にも、今回立憲民主党に合流した当時の野田佳彦首相は、2012年10月31日衆院本会議において、「社会保障制度については、自助、共助、公助が最も適切に組み合わされることが必要であります」との発言をしている。

立憲民主党は、党名を変えたら、過去の発言もすべて流すのだろうか。

 

訳知り顔で、「自助」の概念は、阪神淡路大震災時に防災の用語として広まったという解説もあるが、筆者が「自助」を知ったのは、中学時代英語で「Heaven helps those who help themselves.」という英語の諺からだ。

 

その後、サミュエル・スマイルズ『self-help』(1859)の冒頭に掲げたものであることも知った。それは、中村正直西国立志編』(1871)で「天は自ら助くる者を助く」と訳されている。

少し考えてみれば、自助(self-help)は、古今東西、当然のことであることがわかる。それを菅首相が持ちだしたところ、批判するというのは、常識外れというか的外れだろう。

 


<感想>
 一部野党や一部マスコミの、菅総理の「国民のために仕事をする」姿勢に転換することを期待している。

 

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