【 インド太平洋:自由で開かれた⇒平和と安定 】
2020/11/18、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」で、インド太平洋が「自由で開かれた」から「平和と安定」に変更されたことに触れていた。
https://news.1242.com/article/255650
以下は一部抜粋。
中国と経済では手を結び安全保障では対立する日本
佐々木)バイデン氏との電話会談のときも、菅さんは「自由で開かれた」と言ったのですが、バイデン氏は「インド太平洋の平和と安定」という言葉を使って、「自由で開かれた」とは言いませんでした。
このように変わりつつあるのは、日本の事情で言うと、安全保障に関しては、「アジア版NATO」などとも言われていますが、「クアッド」と言われる日米豪印の連携で安全保障の枠組みができていて、これに対して中国がかなり神経質になっています。
その一方でRCEPという東アジアの経済協定ができて、これには中国が入っていてインドは入っていません。日本としてはインドと中国両方に入ってもらって、バランスを取りたかったのですが、インドは協力できないというので、中国中心となっていて、経済的には中国寄りに変わりつつあります。その2つが矛盾しているのです。
経済では中国と仲よくし、安全保障では中国と対立している。その構図のなかでどうすればいいかわからなくなっていて、とりあえずバランスを取るために、少し親中側にシフトするのかなと思います。
ご参考)バイデン氏、「自由で開かれたインド太平洋」表現を変更
https://www.epochtimes.jp/2020/11/64670.html
<感想>
バイデン氏の安全保障に関する対中政策が、トランプ政権の政策から変更されるのか。
対中包囲網の「クアッド」の枠組が崩れないことを祈念している。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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