元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、日本の試練は当面続く?

 

【 バイデン大統領就任:日本の試練 】

 


 2021/1/18、現代ビジネスで、高橋洋一氏が、『さらばトランプ…だが、1月20日「バイデン就任」で山積した問題が露呈する!』を掲載された。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79357?page=4

 以下は、一部抜粋。

 


アメリカでも、日本と同様に、大規模財政出動国債発行で行われるが、その大半は中央銀行が購入するため、大規模金融緩和になる。となると、円とドルの相対関係は、ドルが相対的に多くなるので、円は希少性から「円高」になるからだ。

 

となると、コロナ感染拡大により日本国内景気がイマイチなのがさらに悪化しかねない。米国コロナ対策に負けないように、状況によっては日本でも4月以降に大型補正予算を組むと同時に大規模金融緩和を行うことを躊躇してはいけない。財政当局は牽制するだろうが、国難として対応すべきだ。

 

安全保障面でも日本はうかうかしていられない。バイデン政権が米国内問題に注力している間、中国は、台湾や尖閣などで東シナ海の覇権を構築しようとするだろう。さすがに、2022年2月北京オリンピックまでは派手な武力行使はしないだろうが、それ以降は分からない。少なくともそれまでに、中国は地歩をできる限り拡大したいはずだ。

 

尖閣でも、領海侵入などの数々の既成事実化を狙ってくるだろう。それに対抗するためには、海保と海上のシームレス化や予算増強により、中国に「その気にさせない」ことが急務だ。

 


<感想>
 金融緩和負けによる円高懸念、中国の領海侵入懸念など、バイデン就任後も日本の試練は当面続きそうだ。

 

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