【 小池都知事:不合理な緊急事態宣言・五輪無観客を主導 】
2021/7/12、高橋洋一氏が、現代ビジネスに『またも小池百合子にしてやられた…「狸寝入り」でめちゃくちゃになった政治スケジュール』を掲載された。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85100?imp=0
以下は一部抜粋。
今回の緊急事態宣言を仕組んだ張本人は、小池都知事だ。
小池都知事は、都議選の翌日の5日、自民党の二階俊博幹事長、公明党の山口那津男代表とそれぞれ面会し、五輪無観客の流れを作った。さらに、7日、小池都知事は政府分科会の尾身会長とも2時間近く会談している。
都議選では都民ファーストへの応援演説こそしなかったものの、都民ファの大健闘を引き出したが、その都民ファは五輪無観客を公約に掲げていた。その都民ファが第一党こそ逃したが、大健闘で民意を得たといえるので、都議選の結果を引き下げて、自公幹部に五輪無観客へ訴えたのは効果的だった。
そして、政府内での重要人物である尾身はかねてより五輪無観客を言っていたので、同氏も仲間にすれば、菅政権は五輪無観客にせざるを得ないとみたのだろう。この作戦はまんまと成功した。
しかも、五輪無観客や緊急事態宣言について、東京都は当事者であるので小池都知事が表に出てもいいはずがあえて水面下で行い、決して過度に露出していない。この政治的老獪さは驚くばかりだ。
こうした小池都知事の戦略はまんまと当たり、今回の緊急事態宣言・五輪無観客の当事者は小池都知事であるが、世間は菅政権が決めたことと思い込んでおり、菅政権は、緊急事態宣言、五輪無観客の各方面から批判を受けている。
その一つの批判は、緊急事態宣言・五輪無観客の不合理性との立場からだ。そもそも、緊急事態宣言は、医療崩壊をさせないためのものである。しかし、東京では新規感染者数は増加しているが、その大半は若い人なので大きなリスクは少ない。
<感想>
自らは表に出ず、水面下で不合理な緊急事態宣言・五輪無観客を主導した小池都知事。
小池都知事一人に対して、批判の矢面に立たされた菅政権の構図を早期に解消しておかないと、衆院選での自民党の苦戦は避けられまい。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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