【 新たな時代に合わせた教育】
2022/10/3、日経新聞に、竹内弘高教授の『「ルール破れる人」育てる』の記事が掲載されていた。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64761980Q2A930C2TCT000/
以下は、一部抜粋。
1980年代までの日本は製造業を中心に人材育成に成功してきた。幼少期は家庭、大学までは教育界、卒業後は会社がベルトコンベヤーのように継ぎ目なく人材を育てた。決まった正解を導く偏差値競争の産物は規律重視の安定志向の人材だ。
しかし急速に技術が進展する現代で求められる人材像は真逆だ。新興企業の米モデルナがわずか数カ月で新型コロナウイルスのワクチン開発を果たした。
ワクチンになぞらえると、今の時代は「RNA」の要素を持つ人材が必要だ。Rは「rule-breaking(規則を破る)」、Nは「non-conforming(体制に適合しない)」、Aは「antithesis(アンチテーゼ)」だ。
日本はいまだに大企業の窓際族でも高収入を得られれば幸せと思っている。挑戦を恐れる風潮が続けば、バブル崩壊後の「失われた30年」は「失われた3世紀」になりかねない。
官僚の養成を担ってきた東京大をはじめ、国立大はアントレプレナー(起業家)教育など新たな時代に合わせた教育を強化すべきだ。最近は危機感を持った若者が東大を蹴って海外大に進んでいる。変革の好機を逃さなければ日本は再び世界で飛躍できる。
<感想>
大学ゼミの教授だった竹内先生のRNA(rule-breaking、non-conforming、antithesis)。
決まった正解のない社会で、体制に適合することなく、挑戦を恐れずに、変革の好機を捉えてゆきたい。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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