【 日・NATO国別パートナーシップ協力計画 】
2022/4/7、林外務大臣が、初めてNATO外相会合に出席した。
以下は、防衛省のWebサイトからの一部抜粋。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/ep/page1_001128.html
今回のNATO外相会合への出席は、NATOからの招待を受けたものであり、日本の外務大臣による初めての出席です。林外務大臣が出席したNATOパートナーセッションには、NATO加盟国30か国及び招待を受けたパートナー(日本、豪州、フィンランド、ジョージア、韓国、ニュージーランド、スウェーデン、ウクライナ及びEU)の外相等が出席し、ウクライナ情勢や国際的な安全保障情勢等について議論が行われました。
(1)日本の外務大臣として、初めてNATO外相会合に出席することは大変光栄。ロシアによるウクライナ侵略に象徴されるように、国際秩序が深刻な挑戦を受けている今こそ、欧州とインド太平洋地域の安全保障を切り離して論じることはできず、NATOと日本を含むパートナー国との連携を強化すべき時。
(8)本日、日本を始めとするアジア太平洋のパートナー国が出席していることは、国際社会に対して我々の連帯を示す力強いメッセージとなる。
(9)NATOのアジア太平洋のパートナーとの関係強化に関するストルテンベルグ事務総長とNATOの取組を歓迎。NATOのインド太平洋への更なる関与に向けた具体的協力を進めるとともに、法の支配に基づく国際秩序を確立するため、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けて、連携を強化していきたい。
2018/7/19
2014年5月に合意した「日・NATO国別パートナーシップ協力計画(IPCP)」を改訂
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/ep/page25_001470.html
[参考]
北大西洋条約機構(NATO)は,加盟国の集団防衛を目的として1949年に北米及び欧州の12か国で設立。現在は計29か国が加盟。加えて,NATOには41か国のパートナー国が存在。日本は,韓国,オーストラリア,ニュージーランド,イラク,アフガニスタン,パキスタン,モンゴル,コロンビアと共にNATOが対話等の協力を推進する「世界におけるパートナー」(Partners across the globe)の一員。
日・NATO国別パートナーシップ協力計画(仮訳)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000382903.pdf
3. 協力の優先分野
3.1.8 日本及びNATOの共通関心分野における防衛及び安全保障に関するその他の協力
3.2 日本とNATOの協力は,共同協議,セミナーやシンポジウムといったパートナー国にも開放されているNATOの活動への日本の参加,平和と安全保障のための科学プログラム(SPS)を含むNATOパートナーシップ・ツールの活用,日本及びNATO関係者間の交流活動,並びに適当な場合の双方の演習への参加を含む。NATOの参加が適当な場合には,NATOはインド太平洋地域における日本の演習へのアセットの参加を検討し得る。
<感想>
日本がNATOのパートナーシップ協力計画が締結されていることを初めて知った。
日本は、対中国・対北朝鮮の「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けて、NATOとの連携もより強化する必要があるように思われる。
----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HP http://tsuru1.blog.fc2.com/
同Twitter https://mobile.twitter.com/tsuruichipooh
----------------------------------------------------------------------