元証券マンが「あれっ」と思ったこと

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あれっ、「しずかちゃんとパパ」ラストシーンのひみつ?


【 しずかちゃんとパパ 】

 


 昨晩(2023/9/12)は、毎週楽しみに見ていた「しずかちゃんとパパ」の最終回だった。

 以下は、添付Webサイトからの一部抜粋。
https://steranet.jp/articles/-/878

 


「しずかちゃんとパパ」ラストシーンのひみつ
プロデューサーと手話指導者が語る“制作秘話”
『しずかちゃんとパパ』から見える世界~聞こえない人もいるこの街で~

 


松原(ドラマ制作統括・AX-ON チーフ・クリエイター) 「企画の出発点として、父子家庭の父が、娘を送り出す物語を描きたいという思いがありました。そして花嫁の父役には、鶴瓶さんにぜひ演じてもらいたいと。そう考えたときに、ろう者の父とコーダ(※コーダ【CODA…children of deaf adult/s】聞こえない、もしくは聞こえにくい親をもつ、聞こえる子どもたち)の娘という設定とすれば、より親子の絆が深く描けるのではと思ったんです。

こう話すとやや不謹慎に聞こえるかもしれませんが、結果的にこの順番で発想したことが、良い方向に進んだと思います。ろう者とコーダの設定ありきで物語を進めないことで、父と娘の関係性を深掘りすることに注力できました」

 


はせ(手話通訳士) 「ドラマのラストシーンで、純介が『し・ず・か!』と声をかけますが、そのときにはじめて静が『パパ』と手話をするんです。私は、このシーンに大変思い入れがありまして。純介は声を出すことを嫌がっているのではないかという思いもありつつ、でも静としては、大好きな純介の声を聴きたい——。その声が聴けたうれしさを伝えるためにも、手話を加えました」

 

松原 「実は、最初の企画書では、ラストシーンでの純介の言葉は『娘をよろしくお願いします』だったんです。ただそうなると、デフ・ヴォイスで良いセリフを言わせることになってしまう。つまり、聞こえる世界にろう者を合わせることになってしまいます。ですから、名前を呼ぶことに変更したんです。結果として、よいシーンになりました」

 


ご参考1)しずかちゃんとパパ ネタバレと感想 第2話 聞こえない音楽会
https://kandoraobasan.com/e/jdrama-shizuka-and-dad-s1-e2

 

昔は「静とパパ」だけは声に出していたそうなのです。静はそんな純介の声が大好きでした。が、静が小学生だった時、学校に迎えにきてくれた純介が「静!」と呼んだ声を男の子たちが「怪獣みたいだ!」と揶揄ったそうなのです。それが前回登場した「静が男の子たちと喧嘩をしたシーン」だったのだそう。純介はすぐにその理由を察して、手話で「ごめん」と謝ったそうです。

それ以来純介は決して声を出さなくなりました。静は悲しかったけれど、それも仕方ないと諦めていた・・・

 


ご参考2)吉岡里帆が明かす静役への思い「パパ(笑福亭鶴瓶)と真剣勝負で向き合っています」
https://steranet.jp/articles/-/2201

 

吉岡 名ゼリフが多すぎて難しい! 
でも、一番好きなのは(第1話の)「おまえを泣かせた奴らより楽しくしてろ、それが仕返し」というパパのセリフです。
(小学生の頃、父親がろう者であるために同級生たちにからかわれ、傷つき落ち込む静に、パパが満面の笑顔で伝えた言葉)

 

あと、道永さんの「壁は乗り越えてはいけません。必要だからそこにあるんです」も好きですね。
(「どうしても乗り越えられない壁がある」と悩む静に向かって、道永はこう告げ、さらに、「目的は壁を乗り越えることではなく、向こう側に立つことなのだから、目線を変えて空路を使ってみては」と提案する)

 


<感想>
上田正樹の「You Are So Beautiful」の後、パパが『し・ず・か!』と声をかけ、静が『パパ』と手話で返したラストシーン。小学生(第2話)以来のパパの声は、とても嬉しかったように思われる。

 

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