元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、役者陣がセリフの語尾ひとつまで精査?

 

【 アンメット:役者陣の関わり方 】

 


 先日、杉咲花若葉竜也の「アンメット」の放映が終了した。

 

 終了後、Real SoundのWebサイトを確認してみた。(その2)

 


2024/5/17
若葉竜也、民放連ドラ『アンメット』出演の背景と覚悟 杉咲花は「何よりも人間性が素敵」

https://realsound.jp/movie/2024/05/post-1673575.html

 

ーーその“条件”について、具体的に教えてもらってもいいですか?

 

若葉:まずは脚本ですよね。しっかり入り込める脚本を作ること。あとは現場を作業のように進めていかないということだったり、カメラひとつとっても、フレームレートまで細かくこだわりたいということを事前にお話しして、そういうところまで考えてもらいたいということをお伝えしました。従来の民放ドラマではたどり着けなかったようなところにタッチしたいという思いがあったので。

 

ーー実際に放送を拝見していても、そのこだわりは随所に感じられます。

 

若葉:役者陣の一挙手一投足やセリフの語尾ひとつまで、みんなで精査しながらやっています。上がってきた脚本を読んだ上で、“この人はなぜこの動きをしたのか”というように、それぞれの人物造形を含めて、ものすごく細かいところまで話し合っています。

 


2024/6/24
『アンメット』はいかにして成功作となったのか 米田孝Pが語る杉咲花×若葉竜也らとの共闘

https://realsound.jp/movie/2024/06/post-1699340.html

 

ーー原作者の子鹿ゆずるさんと大槻閑人さんとの関係も、すごく良好だとお聞きしました。

 

米田:企画段階で、篠崎さんと一緒に作った最終回までのプロットをお渡ししていて、その後も何度もやり取りをさせてもらっています。ドラマ化させていただく上で最も重要なのは、“この作品が大切にしていることは何なのか”を自分たちが理解することだと思っています。そこがスタート。

 

そして、根幹を揺るぎなくさせながら、枝葉の部分でどう違いを出していくのか。子鹿(ゆずる)先生と、大槻(閑人)先生からは「原作漫画に込められたメッセージと医療的なリアリティをしっかり守ってほしい。それ以外はお任せします」と言っていただいたので、お二人の懐の深さに甘えさせてもらいながら。ドラマ化する上で必要なアレンジに関しては、基本的には受け入れていただけています。本当にありがたかったです。

 


2024/6/27
『アンメット』は台詞にはせずに“愛”を描き出した “信じて、続けた”制作陣の姿勢に
拍手
https://realsound.jp/movie/2024/06/post-1702335.html

 

「川内先生、わかりますか?」
「わかります」

 

 目を覚ましたミヤビ(杉咲花)が、三瓶(若葉達也)の問いかけに答えて、『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)は物語を閉じた。

 

 最後まで視聴者を信頼して、余計な説明台詞、説明的描写を一切排除し、人物の(もはや「台詞」とは言いがたいほどに)自然な言葉、表情、仕草を、「あるがまま」収めることに徹した俳優・スタッフ。その「信じて、続ける」姿勢に拍手を送りたい。どの役者も「現時点で最高得点」と言えるほどに素晴らしい演技を見せてくれた。全身全霊でミヤビとして「生き」た杉咲花。テレビ的な説明台詞に抗い、自ら台詞一字一句のブラッシュアップを重ねたという若葉竜也。『アンメット』から、日本のドラマは新たな領域に突入したと言っても過言ではないだろう。

 


<感想>
余計な説明を排除して、台詞を含めて役者陣自ら話し合って、作り上げた「アンメット」。上記にもある新たな領域のドラマとして、とても好感が持てた。

 

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