元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、同じ指示を繰り返すだけ?


北朝鮮のミサイルに対する首相の覚悟 】

 


 北朝鮮のミサイル等関連情報について、外務省のWebサイトに、岸田首相の指示が掲載されていた。

 


[ 首相の指示 ]

1.2022/10/3
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2022/10/04b.html

 

「発射直後の指示」
1)情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
2)航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
3)不測の事態に備え、万全の態勢をとること

 

「上空通過後の指示」
1)ミサイルが通過したと判断される地域に重点を置き、落下物等による被害がないか、速やかに確認すること
2)北朝鮮の今後の動向を含め、引き続き、情報収集・分析を徹底すること
3)米国や韓国等、関係諸国と連携し、引き続き、必要な対応を適時適切に行うこと


2.2022/10/6
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2022/10/06b.html

・10/3の「発射直後の指示」の繰り返し


3.2022/10/9
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2022/10/09b.html

・10/3の「発射直後の指示」の繰り返し

 


 一方、以下は、2022/10/3の第二百十回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説の外交・安全保障について、防衛に関する部分の一部抜粋。
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/1003shoshinhyomei.html


 東シナ海南シナ海を含め、我が国周辺でも安全保障環境が急速に厳しさを増す中、我が国の領土、領海、領空を断固として守り抜くため、抑止力と対処力を強化することは、最優先の使命です。

 その観点から、我が国防衛力の五年以内の抜本的強化に必要となる防衛力の内容の検討、そのための予算規模の把握及び財源の確保を、一体的かつ強力に進め、予算編成過程で結論を出します。

 これまで議論を進めてきている、新たな国家安全保障戦略等を本年末までに策定します。いわゆる「反撃能力」を含め、国民を守るために何が必要か、あらゆる選択肢を排除せず、現実的な検討を加速します。あわせて、海上保安能力の強化にも取り組みます。

 


<感想>
 日本の領土、領海、領空を守り抜くために、北朝鮮や中国に対する国防上の抑止力と対処力の強化が必要なのは自明。
 首相には、防衛省に同じ指示を繰り返すだけでなく、10月17日からの衆院予算委員会で、財源を早期に確保した上で、「反撃能力」を含めた防衛力の強化を是非とも主導して頂きたい。

 

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