【 円安進行に対抗する個人 】
2024/2/15、日経電子版に「円安進行に抵抗する個人 介入なければ一段安も」が、掲載された。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL150J6TV10C24A2000000/
以下は一部抜粋。
外国為替市場で円安傾向が続いている。米連邦準備理事会(FRB)は早期利下げに動かず、日銀は緩和的な金融政策を続けるとの見方があるためだ。外国為替証拠金(FX)取引を手掛ける日本の個人投資家は加速する円安には持続性がないとみて、相場の流れに逆らう「逆張り」の円買い・ドル売りで抵抗する。そうした予想に反して円が一段安となれば、個人の反対売買に伴うさらなる円安を招きそうだ
2023年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)速報値:前期比年率0.4%減と、市場予想に反して2四半期連続のマイナス成長
「テクニカルリセッション」に陥ったことで「日銀はマイナス金利解除を急ぐ必要がないとの印象を与えた」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の六車治美チーフ債券ストラテジスト)といい、円売りを促した
外為どっとコム:「ドル・円」取引での総建玉(未決済残高)に占めるドル買いの比率はこの日が38.4%と、23年11月以来3カ月ぶりの低水準を記録。ドル売りの建玉だけをみても3カ月ぶりの大きさ
ヒロセ通商:13日にドル買い比率は27.8%へ低下し、昨年11月上旬以来の水準に落ち込んだ
「22年につけた1990年以来の安値(151円94銭)に近づき152円台を探るような展開になれば、反対売買が活発化しそうだ」と指摘する
「CTAは関心を日本株に向ける一方、足元の円売りの持ち高は23年秋のピーク時の6分の1程度にとどまる」と分析。152円台に接近すれば「CTAは円売り・ドル買いを拡大し始める」といい、ポジション動向からは円が一段安となった場合には海外投機筋に分があるようにみえる
円の強気派の頼みの綱は日本政府・日銀による円買いの為替介入だろう。14日には財務省の神田真人財務官が「必要があれば適切に対応する」と円安をけん制した
「日米金利差の縮小が見込まれるにもかかわらず、中期的に円安となるのは『理解できない』と当局は考えているはずだ」と語る
14日、外為どっとコムでのドル買い比率は46.2%まで持ち直した。とはいえ、今なお円買い・ドル売り持ち高を抱えていることには違いない
一方、市場では「海外勢の円売り規模が小さく、介入効果は乏しい」(国内金融機関の為替担当)と介入はまだ先とのムードも漂う。当面は円安・ドル高方向の動きが続きやすいだろう
<感想>
150円/米ドルが定着した為替市場に「逆張り」の円買い・ドル売りは今後、どうなるのか。米FRBと日銀の金融政策の動きから当面、目が離せない。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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