【 野木亜紀子脚本:獣になれない私たち 】
先日、野木亜紀子脚本の「獣になれない私たち」を一気観した
以下は、添付野木亜紀子のインタビュー記事からの一部抜粋
「逃げ恥」「MIU404」「けもなれ」脚本家・野木亜紀子さんに聞く人気ドラマの源泉
https://www.fujingaho.jp/culture/interviews/a38836983/nogiakiko-dorama-220128/
「『けもなれ』の晶(新垣結衣)は、だいぶ年下の飲み友達がモデルなのですが、こういう人って結構いるな、と。私自身は全く逆のタイプなので、私みたいなタイプに晶のような人は踏みつけられて生きているんだなという反省も込めて書いたというか(笑)」
晶には、共感の一方で、「なぜ言えないのか」とモヤモヤした視聴者も多かったという。
「晶を見て『なんで言えないの?』と思える人って、やっぱり強者なんですよ。そもそもドラマの主人公には強者が多いんです。例えば『アンナチュラル』のミコト(石原さとみ)や『MIU404』の桔梗(麻生久美子)も強者だし、『逃げ恥』のみくり(新垣結衣)だって、ちゃんと主張できて強いじゃないですか。そういう人たちで世の中は回っていってしまうし、ドラマもそういう主人公のほうがスカッとするけど、『でも、それだけでいいの?』という疑いをもってやったところはあるんです」。いわゆる弱者を描く難しさを常に感じているとも付け加える。
「そうした人を『可哀想』として描くのも違うと思いますし、常に悩みながら書いています。苦しいですが、そういうところをおざなりにしないようにしながら、エンターテインメントとして面白いものを作っていきたい。至難の業ですが、実現できないことではないかと」
「獣になれない私たち」
野木亜紀子オリジナル脚本。常に笑顔で心をすり減らしてしまう女(新垣結衣)と、常にロジカルな毒舌男(松田龍平)。「本能のままに生きられない」現代人を象徴するようなふたりが物語を織りなす。
ご参考)菊地凛子演じる呉羽はなぜ魅力的だったのか 『けもなれ』が問いかけた“自分の人生を生きる”こと
https://realsound.jp/movie/2018/12/post-294972.html
自分の中の正義を見失わず、誰かのためにすり減ることなく、ときには傷ついた友に肩を貸し、一緒に美味しいもので英気を養っていけたら。もっと自分を、そして誰かを“好き”だと告げる鐘の音がよく聞こえるようになるかもしれない。
<感想>
野木亜紀子が描いた、弱者が自分の正義を貫いたけもなれ 水田伸生演出により、出演者一人ひとりがとても輝いていて、特に、松田龍平と新垣結衣の二人の関係は秀逸だった
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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