2023/2/25、日経新聞に『社外取の監督責任問う フジテック、株主提案で3人解任「信任得ぬ前社長を会長に」不作為に警鐘』の記事が掲載された。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68767200U3A220C2EA5000/
以下は、一部抜粋。
エレベーター大手のフジテックは24日、滋賀県彦根市の本社で臨時株主総会を開いた。大株主の投資ファンドが提案していた社外取締役の解任議案のうち3人が可決され、新たな選任議案のうち4人が可決された。株主提案によって社外取締役が解任されるという異例の展開となった。
オアシスは22年、フジテックと創業家の間に疑わしい取引があると主張し、内山社長の再任反対を呼びかけた。
フジテックは社外取締役や外部の弁護士の調査で取引には問題ないとし、内山氏を取締役として再任する議案を総会で諮る予定だったが、議案を総会直前に取り下げた。内山氏は取締役から外れたが、総会後に取締役ではない会長に就任した。
総会で株主の信任投票を避けた人物の会長任命を社外取締役が是認したことは、株主への背信行為だとオアシスは社外取締役を批判した。
早稲田大学ビジネススクールの鈴木一功教授は「社外取締役を解任する方が、ガバナンスの問題だというのを前面に押し出す効果がある」と指摘する。独立した立場から経営の監督をするという社外取締役の役割に対して株主の監視の目は厳しくなっている。
＜感想＞
本件は、株主提案による臨時株主総会で、社外取締役が解任された事例。
今後、この種の株主提案事案が増えるものと思われる。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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