元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、時代の挑戦者に光を当てる?

 

【 新プロジェクトX:時代の挑戦者 】

 


 伝説のドキュメンタリー番組が、18年振りに「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」として、復活した。第1回は、「東京スカイツリー 天空の大工事 ~世界一の電波塔に挑む~」。

https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=41806

 

 以下は、上記Webサイトからの一部抜粋。

 


「どんな時代にも挑戦者は必ずいるということを証明したい」

 

――前シリーズから18年が経つ今、「新プロジェクトX」を放送する意義、制作意図を教えてください。

久保P:元々、旧シリーズの制作チームにもいたので、やりがいのある番組でしたし、個人的にもいつかまた放送できたらと思っていました。ただ、今どんなテーマで?と考えるとなかなか難しいとも感じていて。そんな中、バブル崩壊後から今日まで続く日本の低迷期を指す「失われた時代」という言葉がふと頭をよぎりました。

 

僕は今51歳なので、大人になってから過ごした時間の大半が「失われた時代」なんですよね。それでは、僕たちの世代は子どもや孫に負の遺産しか残してこなかったのか?というと、決してそんなことはないと思うんです。

 

戦後の復興期や経済成長が右肩上がりだった時代に比べると、時代を象徴するような巨大プロジェクトは減りましたが、でも、より良い社会を作ろうと、多彩なアイデアや夢を抱き、ひたむきに働いている人は今もたくさんいます。そうした人々を「失われた時代」という言葉で簡単に括るのではなく、その挑戦や活躍に光を当てたいと思いました。どんな時代にも頑張っている人がいることを証明したい、そして2024年の今こそ光を当てるべきテーマがあるはずだと考えたのが、今回新シリーズ制作に踏み切った理由です。

 


ご参考)当初プロジェクトXの舞台裏
https://dl.ndl.go.jp/view/prepareDownload?itemId=info%3Andljp%2Fpid%2F8225122&contentNo=1

 

〈いま、時代は何を求めているか?〉

“時代の空気”はいま私たちにどんな番組を期待しているのだろうか? まず、時代の分析です。当時の日本は長引く平成不況下にあり、日本人の間に先の見えない苛立ち、蔓延するリストラなどで疲労感が漂っていました。

 

戦後、世界でも類のない高度経済成長を実現し、物質的豊かさを手にした日本人は、自信を失いかけていました。人生設計も計画通りに進まないかも知れない。何を目標に掲げ、どう頑張っていいの かわからない。多くの日本人がこうした漠然とした不安の中にあったと思います。 ならば、「日本人も捨てたものじゃないぞ、大したものだ」という番組は考えられないか、ということになったのです。

 

思い起こせば、戦後日本人は、廃墟の中から立ち上がり数々の偉業を成し遂げてきました。東京タワー、新幹線、青函トンネル...。

 

日本人の技術力は世界を驚かせたのです。さらにその源泉は、チームワーク。つまり プロジェクトの総合力ではなかったか。無数のプロジェクトを掘り起こせば番組化は可能かも知れないと企画立案グループは自信を深めていきます。そして焦点を当てるのは、これまで表に現れなかった無名の日本人。様々な戦後のプロジェクトを一から 丹念に取材すれば必ず埋もれた日本人の驚異のパワーに出会えるに違いない。知られ ざる事実に突き当ることはジャーナリスト冥利につきます。ワクワクするものです。 俄然、企画チームに力が湧いてきました。

 


<感想>
より良い社会を作ろうと多彩なアイデアや夢を抱き、ひたむきに働いている人の挑戦や活躍に光を当てたいという新プロジェクトXの取組みに期待したい。

 

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