元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、百田尚樹の「モンスター」と「ブス談義」の共通点?

百田尚樹のブス談義 】


 知人から百田尚樹著の「モンスター」の話題が出たので、「恐い終わり方だった」と印象を述べたが、それは「幸福な生活」(詳伝社文庫)に収録された「ブス談義」という短編だった。

 以下は最終部分。


『 由宏は谷口と一緒に笑おうとしたが、自分の顔が引きつるのがわかった。「牛島」という姓は、妻の旧姓だった。まさか、そんなことがーー。

 その時、娘の真由美が梶川真美に似ていることに初めて気が付いた。あの腫れぼったい恨みがましい目はまさに瓜二つだ。なぜ今までそのことに気付かなかったのだ!

 由宏は隣に座る真美の顔を見た。鈴木京香に似た美しい妻はにっこりと微笑んだ。

 「私の顔、好きでしょ?」』


<感想>
 「ブス談義」の最終部分の印象が文字通り「モンスター」だった。
 記憶は曖昧なものであることに改めて気付かされる。加齢の影響ではないと祈りたい。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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