元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、スロー・リーディングで本質を見極める?

 

【 スローメディア/スロー・リーディング

 


 先日、日本監査役協会の【動画配信】講演会で、一橋大学大学院の楠木教授の「逆・タイムマシン経営論」を視聴した。

 以下は、添付Webサイトからの一部抜粋。

 


逆・タイムマシン経営論
https://www.uchida.co.jp/system/report/20210013.html

 


ファストメディアの時代

われわれはファストメディアの時代に住んでいます。情報はあふれかえっているのに、肝心要の論理が抜けている。

 

情報の受け手側は、スマホで隙間時間も情報収集し、情報の供給側は、ページビューが可視化されるのでどうしても数字を追いかける。すると、必然的にバズワードをちりばめたタイトル、とくに危機感をあおるような言葉を乱発する。

 

情報がコモディティ化(大衆化)し、知識があるだけではその他大勢でしかない時代です。ここで重要になるのが、本質を見極める力です。僕は、逆・タイムマシン経営論は、ビジネスパーソンにとって、他の人との違いを作る武器になるのではと考えています。

 


スローメディアときちんと向き合いましょう。いつの時代も良書を読むことは、知的トレーニングの王道です。新聞雑誌は寝かせて読みましょう。かつてはただのファストメディアだったのが、いつしか上質のスローメディアに熟成しています。

 


 一方、以下は、「本の読み方 スロー・リーディングの実践」(平野啓一郎著、PHP新書)からの一部抜粋。

 


本はどう読めばいいのか?
 読書を楽しむ秘訣は、何よりも「速読コンプレックス」から解放されることである!本を早く読まなければならない理由は何もない。早く読めるような内容の薄い本へと自然と手が伸びがちである。その反対に、ゆっくる読むことを心がけていれば、時間をかけるにふさわしい、手応えのある本を好むようになるだろう。

 


「量」の読書から「質」の読書へ
 私たちは、情報の恒常的な過剰供給社会の中で、本当に読書を楽しむために、「量」の読書から「質」の読書へ、網羅型の読書から、選択的な読書へと発想を転換してゆかなければならない。

 


仕事・試験・面接にも役立つ
 スロー・リーディングは、本を読む習慣のある誰にとっても重要であるだけでなく、本質的には本を読まない人にとっても重要である。なぜならそれは、言葉を深く理解する技術だからである。

 


<感想>
情報が氾濫するファストメディアの時代。本質を見極めるための「スローメディア/スロー・リーディング」を心がけてゆきたい。

 

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