元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

読書

あれっ、メディアが大きな意味を持つ小説?

【 平野啓一郎:小説の読み方 】 先日、「小説の読み方 感想が語れる着眼点」(平野啓一郎著、PHP新書)を読んだ。以下は一部抜粋。 プロットの論理性 『恋空』の高校生たちの困難は、ポケベルから携帯メールへと、新しいメディアが出現し、進化していった世…

あれっ、スロー・リーディングで本質を見極める?

【 スローメディア/スロー・リーディング 】 先日、日本監査役協会の【動画配信】講演会で、一橋大学大学院の楠木教授の「逆・タイムマシン経営論」を視聴した。 以下は、添付Webサイトからの一部抜粋。 逆・タイムマシン経営論https://www.uchida.co.jp/sy…

あれっ、オランダの底力?

【 大学入試問題で読み解く「超」世界史 】 先日、『大学入試問題で読み解く「超」世界史・日本史』(片山杜秀著、文藝春秋)を読んだ。 以下は、一部抜粋。(その2) 【問題2】宗教改革が「国民」をつくった 下線部B[宗教改革]に関連して、ルターの主張し…

あれっ、まず問題制作者の意図を理解する?

【 国語:入試で役立つ心構え 】 友人の子供が早稲田大学の文学部志望と聞いたので、2023年の過去問をさらっと確認してみた。https://www.waseda.jp/inst/admission/other/2023/02/28/13732/ どの科目もとても難しく感じられた。そんな折、芥川賞作家の平野…

あれっ、終戦で皇室は明治維新前に戻るだけ?

【 孤高の国母 貞明皇后 】 先日来、『知られざる「昭和天皇の母」孤高の国母 貞明皇后』(川瀬弘至著、産経新聞出版)を読んでいる。 以下は、一部抜粋。 この間、悲壮な決意の昭和天皇が、どうしても会っておきたかった人がいる。 13日、宮相の石渡荘太郎…

あれっ、人生を変える勇気?

【 人生を変える勇気 】 先日、「人生を変える勇気」(岸見一郎著、中公新書ラクレ)を読み返してみた。 以下は一部抜粋。 ■原因論は目的論に包摂される 生きづらさや、幸せになれないのは過去の経験や今の社会状況などに原因があると考えること(これを「原…

あれっ、しなくてもいいい我慢や無理?

【 80歳の壁 】 先日、「80歳の壁」(和田秀樹著、幻冬舎新書)を読んだ。 以下は、一部抜粋。(その2) プロローグ 80歳の壁を超えていく たとえば、みなさんご自身は、次のことに思いあたらないでしょうか。 ・本当は食べたいのに、健康に悪いからと、我…

あれっ、男性の平均健康寿命は72歳?

【 80歳の壁 】 先日、「80歳の壁」(和田秀樹著、幻冬舎新書)を読んだ。 以下は、一部抜粋。(その1} プロローグ 80歳の壁を超えていく 【 健康寿命 】 心身ともに自立して健康でいられる年齢を「健康寿命」と言います。その年齢は男性が72.68歳、女性が…

あれっ、15歳で未成年後見人を申立て?

【 52ヘルツのクジラたち 】 先日、2021年本屋大賞を受賞した「52ヘルツのクジラたち」(町田そのこ著、中央公論新社)を初めて読んだ。 以下は、一部抜粋。 「・・・・・・そして大事なのはここからなんだけど、愛くんが十五歳になったら、自分自身が申立人となっ…

あれっ、相変わらずを確認できたあの瞬間?

【 流浪の月 】 先日、2020年本屋大賞を受賞した「流浪の月」(凪良ゆう著、東京創元社)を初めて読んだ。 以下は、一部抜粋。 納得するわたしを、文はなんともいえない顔で見た。 「更紗は相変わらずだな」 文が小さく口の端を持ち上げる。ああ、そうだ。文…

あれっ、脱成長コミュニズムで地球を救う?

【 人新世の「資本論」 】 先日、『人新世の「資本論」』(斎藤幸平著、集英社新書)を読んだ。以下は一部抜粋。 人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮な状態に陥るだろう。それを阻止するため…

あれっ、ベトナムの民族解放と社会主義の結合?

【 ハノイ:ベトナム共産党の正当性 】 先週、ハノイに行ってきた。 以下は、「現代ベトナムを知るための63章」(岩井美佐紀編著、明石書店)からの一部抜粋。 第46章 ドイモイ憲法とベトナム共産党 1986年にドイモイを提唱したベトナムは、国際政治からの衝…

あれっ、肩書きでない「さん」付で会話の質も変化?

【 水野良樹のHIROBA:鷲田清一との対談 】 いきものがかりの水野良樹さんが、HIROBAの新公式サイトに、鷲田清一さんとの対談を掲載していた。https://hirobaweb.com/washidakiyokazu_1/ 以下は一部抜粋。 鷲田さんに”場”について聞いてみる 水野:僕はいき…

あれっ、特攻の趣旨は陛下による戦争終結?

【 大西瀧治郎中将:特攻の真意 】 先日、「修羅の翼 零戦特攻隊員の真情」(角田和男著、光人社刊)を読んだ。 以下は、一部抜粋。(その2) 生還を許さず 「特攻に出たものが少しくらいのエンジン不良でなぜ帰って来るか、エンジンの止まるまでなぜ飛ばな…

あれっ、佐藤師団長の独断転進の義?

【 佐藤中将 vs 牟田口中将 】 今、高木俊朗著「抗命 インパール2」(文春文庫)を読んでいる。 以下は、冒頭の「秘史の録音」からの一部抜粋。 佐藤中将は前線の司令部を去るにあたって、師団の将兵に次の離任の辞をおくった。 (略) 昭和十九年七月十日 …

あれっ、普遍的な世界に昇華?

【 宇多田ヒカル:8年半ぶりのアルバムFantome 】 2013/8/22に、宇多田ヒカルの母、藤圭子が逝去されて10年。 以下は、「宇多田ヒカル論 世界の無限と交わる歌」(杉田俊介著、毎日新聞出版)からの一部抜粋。(その3) 第六章 幽霊的な友愛のほうへ 幽霊的…

あれっ、音楽の世界もフラット化?

【 宇多田ヒカル:8年半ぶりのアルバムFantome 】 2013/8/22に、宇多田ヒカルの母、藤圭子が逝去されて10年。 以下は、「宇多田ヒカル論 世界の無限と交わる歌」(杉田俊介著、毎日新聞出版)からの一部抜粋。(その2) 第六章 幽霊的な友愛のほうへ 世界に…

あれっ、母に捧げた8年半ぶりのアルバム?

【 宇多田ヒカル:8年半ぶりのアルバム Fantome 】 2013/8/22に、宇多田ヒカルの母、藤圭子が逝去されて10年。 以下は、「宇多田ヒカル論 世界の無限と交わる歌」(杉田俊介著、毎日新聞出版)からの一部抜粋。 第六章 幽霊的な友愛のほうへ 母の死と向き合…

あれっ、最も美しい母を見い出す?

【 宇多田ヒカルの母:藤圭子 】 2013/8/22、宇多田ヒカルの母、藤圭子が逝去されて10年。 以下は、「流星ひとつ」(沢木耕太郎著、新潮社、2013/10/10発行)からの一部抜粋。(その3) 後記 藤圭子の死後に発表された宇多田ヒカルの「コメント」の中に、《…

あれっ、母と似た道を辿った宇多田ヒカル?

【 宇多田ヒカルの母:藤圭子 】 2013/8/22、宇多田ヒカルの母、藤圭子が逝去されて10年。 以下は、「流星ひとつ」(沢木耕太郎著、新潮社、2013/10/10発行)からの一部抜粋。(その2) 後記 やがて藤圭子はニューヨークで宇多田照實氏と知り合い、結婚し、…

あれっ、藤圭子逝去から早10年?

【 宇多田ヒカルの母:藤圭子 】 2013/8/22、宇多田ヒカルの母、藤圭子が逝去されて10年。 以下は、「流星ひとつ」(沢木耕太郎著、新潮社、2013/10/10発行)からの一部抜粋。(その1) 後記 そのとき私は31歳だった。 当時の私は、いくらか大袈裟に言えば…

あれっ、日米関係に影響を与えた硫黄島の戦い?

【 栗林忠道中将:硫黄島の戦いの今日的意味 】 終戦の日が近い。以下は「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」(梯久美子著、新潮社)からの一部抜粋。 その電報のことに話が及ぶと、それまで饒舌だった彼がしばし沈黙した。そして、つと姿勢を正し目を…

あれっ、今村均大将に見る日本人の尊厳?

【 今村均大将:人間の器量 】 終戦の日が近い。以下は「人間の器量」(福田和也著、新潮社)からの一部抜粋。 五、身を捧げる 先の大戦はわが国の大敗に終わり、その結末に至るまでに陸、海の軍人が為したことは、批判を浴び続けています。けれどもまた、尊…

あれっ、具体的な行動をとるべきか、否か?

【 武器としての決断思考:具体的に考える 】 以下は、「武器としての決断思考」(瀧本哲史著、星海社新書)からの一部抜粋。(その4) 2時間目 漠然とした問題を「具体的に」考える 正解ではなく、「いまの最善解」を導き出す 議論は――1 二者択一になるく…

あれっ、朝令暮改による修正の考え方?

【 武器としての決断思考:知識・判断・行動+修正 】 以下は、「武器としての決断思考」(瀧本哲史著、星海社新書)からの一部抜粋。(その3) 1時間目 「議論」はなんのためにあるのか? 陥りがちな「3つのゆがんだ判断」 まず第一に、慣れていることを…

あれっ、エキスパートよりプロフェッショナル?

【 武器としての決断思考:プロフェッショナルを目指す 】 以下は、「武器としての決断思考」(瀧本哲史著、星海社新書)からの一部抜粋。(その2) ガイダンス なぜ「学ぶ」必要があるのか? 「知識・判断・行動」の3つをつなげて考える私の授業で重視し…

あれっ、現時点で最善と思える意思決定?

【 武器としての決断思考:リベラルアーツを身につけろ 】 以下は、「武器としての決断思考」(瀧本哲史著、星海社新書)からの一部抜粋。(その1) はじめに「武器としての教養(リベラルアーツ)」を身につけろ 人間を自由にするための学問 本書は、私が…

あれっ、若い世代が変化を主導?

【 戦略がすべて:若い世代の戦略的思考とイノベーティブな発想 】 先日、「戦略がすべて」(滝本哲史著、新潮社)を読んだ。 以下は、一部抜群。(その2) 変化を担うのは若い世代である 本章の最後に、特に若い世代の働く人たちに向けて、「パラダイムシ…

あれっ、会社の変化を主導する?

【 戦略がすべて:会社を時代に即して変えていく 】 先日、「戦略がすべて」(滝本哲史著、新潮社)を読んだ。 以下は、一部抜群。(その1) 「社内」というマーケットに評価されておく ……グローバル資本主義の下では労働がコモディティ化し、買い叩かれる…

あれっ、小さな「違和感」から世界を変える?

【 ミライの授業:小さな「違和感」を掘り下げる 】 先日、「ミライの授業」(瀧本哲史著、講談社)を読んだ。 以下は一部抜粋。(その2) 1時限目世界を変える旅は「違和感」から始まる ベーコンは「知は力なり」と断言しました。 そして本当の「知」は、…