【 井上陽水:媚売る作家 】
『氷の世界』っていうアルバムは、『オリジナル・コンフィデンス』とかで一位になったんですよ。すごく売れた。最初に一位になった時はすごく感激して、次の週もその次の週も一位でいいなぁって思って。それが十週、二十週なんていうと、どこかで「間違ってる」って感じになって(笑)、「嫌だ、こういう場所、ちょっとおかしいよ」ってなもんで、なんかクール・ダウンしないと、ちょっと冷やさないといけないみたいな気持ち、すごく芽生えました。
そこで二つ選択があって、「まだまだ畳み込めるんだ」という方法もあるんだけど、僕はアルバムがひと月以上も一位になって、ちょっと「ご破算に願いましては」にしたくなった。コンサートもたくさんやって嫌になって、すっかりコンサートもしなくなって、あんまり外にも出るようなこともなくなったんですよ。
1969年9月
実家の歯科医を継ぐため大学の歯学部を受験するが再度失敗。当時流行していたフォーク・クルセイダーズの「帰ってきたヨッパライ」を深夜放送で聞き、「カンドレ・マンドレ」という曲を自宅録音。”一発当てよう!”と地元のRKB毎日放送に持ち込む。これがローカルヒットとなり、晴れてCBSソニーからデビューを果たし、編曲は小室等が担当する。しかし残念ながら全国ヒットにはならず。当時のアーティスト巻は、アンドレ・カンドレ、だった。
1976年12月
アルバム『東京ワシントン・クラブ』をリリース
「『氷の世界』でギャンブルに大勝して、『二色の独楽』『招待状のないショー』と続いて、”もういいかな”って気分が、”もう、どうでもいいや”にまでなってた時期ですからね。この辺のアルバムは、何度もいうけどよく覚えてなくてね。
その場で書いた20のインスピレーション
1992.3.4 パラダイス・スタジオにて
「色川武大」
どこへ出しても
その場に馴染んでしまうし、
そぐわない人だった。
若い人にとって、
どんな人かわからないかも
知れないけど、
ぼくがこの人生で
一番、興味が持てた人。
今のところの話。
<感想>
だいぶ前に録画していた、井上陽水のNHK SONGSを見た。
http://www6.nhk.or.jp/songs/prog.html?fid=190406
井上陽水の自然体の生き方に魅力を感じる。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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