元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、監督の驚きを伝えるための映画?

周防正行監督作品:カツベン! 】


 先日、周防正行監督作品の「カツベン!」を見た。
 
 以下は、周防正行監督へのインタビューからの一部抜粋。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191225-00217559-tkwalk-life


「ああ、僕は、活動弁士のことを勘違いしていたなと思った。無声映画はたくさん観ているんですけど、僕は、サイレントのまま見るのが正しいと思っていたんです。
 でも、この脚本を読んで、世界中で無声映画を無音のまま見てた観客っていないんだ、と気づいた。音楽があったし、日本ではさらに語りも入る。日本映画の監督に限って言えば、音楽と活動弁士の語りが入ることを前提に無声映画を撮っていたんですよ。そうなると、サイレントのままで観てきた僕の見方って邪道もいいところ。だから、活動弁士のことをもっと知りたいと思ったし、活動弁士は、日本の監督たちに大きな影響を与えたのではないか。この作品は、僕が活動弁士を無視していたということへの反省であり、贖罪でもありますね」

「僕の驚きをみなさんと共有したい。そのためにどう物語を作るかが僕の仕事」

「僕が驚いたことを皆さんと共有したいんです。同じ現実を見ていて、僕は気づいたけれど、みんなはまだ気づいていない世界。それを僕は映画にして、その驚きを伝えたい」

「なんで僕は驚いたのか、気づいたのか、それを掘り下げるのが取材。そして、こんなところに驚いた、怒ったり喜んだりしたんだよということを物語にして表現する、それが僕の仕事です」


<感想>
 周防監督が無声映画における活動弁士の存在への驚きを伝えるために作った映画。
 とっ散らかった印象が残ったが、監督の思いは伝わってきた。

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