2020/5/22、マルハニチロ(1333)が、「大都魚類 株式(8044)に対する公開買付けの結果に関するお知らせ」を発表した。
https://www.maruha-nichiro.co.jp/corporate/news_center/news_topics/20200522_daito_koukaikaituke_kekka.pdf
以下はその概要。
応募株数：180万7751株(＞買い付け予定株数の下限(※106万9632株,33.98％))
※ ３分の２に相当する株式数(209万8800株)から、公開買付者が所有する対象者株式の数(102万9168株)を控除した株式数
⇒ 議決権ベース(自己株式を除く)の保有比率は90.11%
(ご参照)2020/3/30
大都魚類 株式(8044)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
https://www.maruha-nichiro.co.jp/corporate/news_center/news_topics/20200330_Daito_TOB.pdf
< TOBの目的 >
・対象者を非公開化し対象者の上場維持に伴う負担を解消し、コスト削減を実現することにより対象者の経営の効率化も図ることができると考え、対象者を完全子会社化することが、公開買付者グループの企業価値向上に資するものと判断した
・対象者が上場会社である場合には実現することが困難であった、下記(1)乃至(4)の施策を一層進展させる
(1)グループ水産物サプライチェーンの再構築を通じた相互の企業価値最大化
(2)両社の経営資源・ノウハウの相互活用の最大化
(3)意思決定の迅速化
(4)人材配置の最適化
＜感想＞
本件は、現在上場連結子会社の対象会社を完全子会社化する目的のTOB案件。
上場維持に伴う負担を解消し、グループの経営効率化も図ることが可能となる、この種のTOB案件は、ソニーグループを始め、今後も継続するものと思われる。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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