2021/1/7、キユーピー(2809)が、連結子会社のキユーソー流通システム(「KRS」)株式の一部売却を発表した。
https://www.kewpie.com/ir/pdf/ir_210107-1.pdf
以下は一部抜粋。
< 本株式売却の理由 >
近年、食品および物流を取り巻く事業環境が大きく変化するなか、当社およびKRSの今後の事業展開について、両社のさらなる成長を見据え検討を重ねてまいりました。 その結果KRSにおいては、当社との親子関係を解消し迅速な意思決定と戦略的投資の主体的判断を可能としたうえで、これまでの国内での食品向け総合物流サービスの提供をさらに向上させること、また海外での拡大を積極的に展開し従来以上に独自性を持った成長戦略を推し進めることが、 企業価値向上に資するとの考えに至りました。
一方、当社においては「めざす姿」の実現に向けて、国内・海外の食品事業に経営資源の一層の集中を進めることが将来にわたる企業価値の向上に資すると判断いたしました。
以上を鑑み、KRS株式の一部売却を行うことといたしましたが、当社とKRSは引き続き商品の製造からお届けまでの一貫した物流品質の考え方を共有するとともに、KRSは当社グループの物流を担います。
今後も、食品製造と物流機能において強固なパートナーシップを維持し、両社の持続的な企業価値向上に努めてまいります。
< 取引関係 >
KRSの当社に対する営業収益実績は11,182百万円であり、総営業収益に対する割合は、6.53%であります。
<感想>
本件は、NTTによるドコモの完全子会社化等の動きとは逆の、連結子会社株式売却による持分法適用会社化の事例。
両社の取引規模が6%台と小さい中、親子関係を解消して、1)迅速な意思決定と、2)戦略的投資の主体的判断を可能とする独自路線の追求は、理に叶った戦略と思われる。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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