【 ココカラファイン:マツモトキヨシHDとの資本業務提携 】
2020/1/31、ココカラファイン(3098)が、マツモトキヨシHD(3088)との資本業務提携を発表した。
https://corp.cocokarafine.co.jp/news/pdf/20200131_TD02.pdf
以下はその概要。
1.第三者割当増資
割当先:マツモトキヨシHD
発行新株式数:5,939,600株
⇒増資後の発行済み株式総数の18.91%
⇒マツモトキヨシHDの持分法適用会社へ
発行価額:6,460円/株(1/30終値)
調達総額:約381億円
2.目的及び理由
(1)ドラッグストア業界は、業態を超えた競争環境の激化や人件費・物流費の高騰により、市場成長が鈍化
(2)ヘルス&ビューティに特化し専門性を追求する企業と、食品を中心にディスカウントで顧客利便性を高める企業とに二極化されるとともに、業界再編を通じた上位企業への寡占化が進行
(3)日本の社会保障費が増大する中、ドラッグストア業界は、地域包括ケアシステム構築の重要な役割を担うことが期待されていることに加え、診療報酬改定への対応も求められている
⇒ 主に以下に掲げるシナジーを追求し、本経営統合後3年目を目処に、両社合算で連結ベースで数百億円規模の収益改善効果の達成を見込んでいる
(i)商品等の共同開発・共同仕入
(ii)顧客基盤・マーケティング
(iii)その他
・物流効率の改善・1店舗あたりの物流コストの削減効果
・決済手数料の削減効果
3.株価終値推移(円)
(1)ココカラファイン
1/30 6,460、1/31 6,750、2/3 5,850
2/4 5,740、2/5 5,640
(2)マツモトキヨシHD
1/30 4,345、1/31 4,405、2/3 4,390
2/4 4,365、2/5 4,400
<感想>
本件は、ココカラファインとマツモトキヨシHDとの資本業務提携案件。
本件同様、業態を超えた競争環境の激化による、斯の種の提携案件は益々増えるものと思われる。
----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuru1.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------