【 ケイコ 目を澄ませて:三宅昌監督 】
先日、Amazon Primeで、「ケイコ 目を澄ませて」を見た。
以下は、『ケイコ 目を澄ませて』三宅唱監督インタビュー「他者の立場であることを自覚して想像すること」(2022.12.14)からの一部抜粋。(その1)
https://ashita.biglobe.co.jp/entry/2022/12/14/110000
社会を前進させる情報発信を行う「あしたメディア」では、『ケイコ目を澄ませて』の公開にあわせて、三宅唱監督へのインタビューを掲載する。今回、作品の持つ細かいニュアンスを伝えるために、三宅唱監督と映画解説者・中井圭との対談形式でお届けする。
「答えのなさそうな問い」がモチベーションに
今作で言えば、主人公のモデルである小笠原恵子さんの生き方が本当に魅力的だったので、その魅力がぼくを引っ張ってくれて「答えがなさそうな問い」を楽しめるようになったと思います。
耳が聞こえないことを特別視しない選択
ケイコにとって、この映画の中で描かれた日常で起こることは特別ではありません。しかし、聴者がろう者の日常を見ていると「はっ」と思うこともあると思います。逆に、普段からろう者の身近にいる人には、これは日常、と思うかもしれない。それぞれの立場の当たり前を撮りたかった。
雇用機会と芸術の創造力を考えること
当事者のキャスティングで言えば、雇用機会の平等という点などはプロデューサーの役割なので、ぼくが申し上げられることは少ないですが、ケイコ以外の登場人物でろう者の役がある場合、ろう者をキャスティングをしたいと伝えた上で、監督を引き受けました。
参考)『福山雅治 福のラジオ』 meets日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』怒涛の3週連続ゲストスペシャル!福山雅治×脚本家・黒岩勉
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003050.000004829.html
<感想>
「ケイコ 目を澄ませて」の三宅昌監督・脚本家は、一橋大学卒業社会学部卒(2009年)。
「耳が聞こえないことを特別視しない」とあり、6月10日の「福のラジオ」の「ラストマン」について、「目が見えないことを特別視しない」ような会話があり、思わずシンクロした。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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