【 愛がなんだ:今泉力哉監督作品 】
「ケイコ 目を澄ませて」に続いて、岸井ゆきの主演の「愛がなんだ」(今泉力哉監督、角田光代原作)を見た。
以下は、「映画『愛がなんだ』今泉力哉監督インタビュー」からの一部抜粋。
https://cinema.u-cs.jp/interview/aigananda-imaizumi/
全部が全部ではないけれど日本の恋愛映画って夢や理想を描いたような映画が多い中で、日常に近い恋愛映画ってめちゃくちゃ少ないと思っていて。インディーズ映画とかはあるんですけど特に商業映画では少ないので、他の人がやっていないんだったらずっとやってもいいと思っていたりする気持ちも。
観る人からは人間関係の映画だって言われたり、人物の距離感の話だって言われたりするんですけど、そういう部分に興味があって。特に恋愛は皆が経験していたり、共通する感情もあるので。他にいないからというのは後づけで、やっぱり一番は自分が興味があるのがそこ(日常的な恋愛)で、たまたまそこが空いていたというか(笑)。
みんなが痛々しいというテルコのまっすぐな想いに、自分は羨ましさやある種の嫉妬を感じます。こんなにまっすぐに人を好きになれるってすごくいいことだなと。最近は恋愛をしないとか好きな人がいないという人も多いと聞いたりするので、どう思うのか知りたいですね。
あのテルコの最後のシーンは救いにも絶望にも見えるし、現実なのか夢なのかもあいまいです。あれが現実かどうかは自分でもわかりませんが、でも間違いなく、”これだ”と思いました。あのラストはいろいろなことを提示できると思って、観る人に解釈を委ねています。
<感想>
日常的な恋愛を描いた「愛がなんだ」。
マモルの夢の一つだったラスト(ゾウの飼育係)に、監督の「テルコのまっすぐな想い」をみた気がした。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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