元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、坂元裕二脚本anoneにおける新しい家族の形?

 

坂元裕二脚本:anone 】

 


 先日、坂元裕二脚本の連続ドラマ「anone」をhuluで一気に観た。

 以下は、「坂元裕二×水田伸生×次屋尚タッグ作品にみる“人間愛”〜『Mother』『Woman』『anone』『初恋の悪魔』」の表題のWebサイトからの一部抜粋。
https://shueisha.online/entertainment/50778

 


anone』で描く“人間愛”

 

ひょんなことから出会い、ともに暮らすようになる人物たちが擬似家族を形成していく様は、是枝裕和監督の映画『万引き家族』(2018)や『ベイビー・ブローカー』(2022)にもみられるテーマ性を帯びている。

 

過去のトラウマや事件をきっかけに、法律事務所で事務員として働く亜乃音(田中裕子)と出会うハリカ(広瀬すず)。その後、青羽るい子(小林聡美)や持本舵(阿部サダヲ)も加わり、まるで家族のような生活を送ることに。

 

実際、亜乃音はハリカに対し「ここはもう、ハリカちゃんが帰るところだからね」と伝えている。だが、実の親に見放され、違法とも思える更生施設で生活していた過去があるハリカにとって「愛されたことがない」事実は焼き痕のように消えない。

 

そんな彼女に対して亜乃音は「愛された記憶がなくても、愛することはできると思いますよ」と声をかける。

 

血が繋がっていない、なんの縁もない人間同士でも、愛し愛されることはできる。亜乃音の淡々とした愛情は、押し付けがましくない温度をともなってひたひたと沁みる。

 

生きる意味がわからなくなってしまった者たちに対し「生きなくったっていいじゃない、暮らせば。暮らしましょうよ」――そう促す亜乃音の存在は、このドラマにおいてもシンボルのようにそびえている。

 


< ドラマ最終話のセリフより >

辻沢ハリカ(広瀬すず):あのさー、ここってわたしの家?

亜乃音(田中裕子):あー

ハリカ:いつでも帰ってきてもいいところ?

亜乃音:そうですよー あたりまえでしょ

ハリカ:そうっかー 

(略)

ハリカ:帰れる場所があるから もう寂しくないから、自分の力で頑張ってみたい

亜乃音:ほー、娘ができたと思ったら、もう独り立ち?

ハリカ:たまに帰ってくるから、娘はかわいいんだよ

亜乃音:ばかー

ハリカ:いたい いたい

 

青羽るい子(小林聡美):亜乃音さん、テレビで、これから流星群あるって

亜乃音:流星群?

るい子:流れ星

ハリカ:うそ

 


■「anone」
広瀬すずの泣き方に驚いた
https://crea.bunshun.jp/articles/-/21049?device=smartphone&page=4

 


<感想>
 坂元裕二脚本の「anone」。
 亜乃音を中心とする、血が繋がっていない/なんの縁もない人間同士の愛情に基づいた「家」。
 少子高齢化社会の新しい「家」の形かもしれない。

 

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