元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、テーマは社会システムに慣れ過ぎないこと?

 

坂元裕二脚本:モザイクジャパン 】

 


 先日、Huluで、坂元裕二脚本の「モザイクジャパン」を観た。

 

 以下は、添付Webサイトからの一部抜群。

 


< PR Times >
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002107.000001355.html

 

■脚本:坂元裕二氏コメント■
幾重にも重ねられたモザイクを消しながらわたしたちが見つけたものは、この国の社会システムそのものでもあります。モザイクとは何か、モザイクの向こうには何があるのかないのか、モザイクをかけているのは誰か、そんなことをこの物語の中で考えていただければと思います。モザイクジャパンというタイトルですが、内容にはモザイクをかけていません。

 

■演出:水田伸生氏コメント■
脚本家の坂元さんとは「Mother」さよならぼくたちのようちえん」「Woman」でご一緒したが…その都度、坂元さんの着眼点に驚かされ、感服している。今回は感服を超えて、驚愕だわ…。

 


< 坂元裕二さんのセンス。 >
https://note.com/ka28mar/n/n89b8ef6a8dfd
リロイジョーンズの「奴隷の鎖自慢」を引用するのも痛烈であったw

 

奴隷の鎖自慢 (The chain is slave's boast.)??
奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。

 

そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。

 

過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、やむなく奴隷に身を落とした。彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、奴隷になっても決してその精神の自由までをも譲り渡すことはなかった。その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によって、肥え太った主人を血祭りにあげた。

 

現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。

 

そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに気付いてすらいない。
それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの唯一の誇りを見い出しさえしている。
 
ロイ・ジョーンズ(Leroi Jones) 1968年、NYハーレムにて

 


<感想>
テーマは「日本の社会システムに慣れ過ぎることなく、精神の自由は保った上で、悪者に対峙し続けることを忘れずにいたい」というようなものだったのであろうか。

 

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