元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、一人でも救われる人がいればいい?


坂元裕二脚本:Mother 】

 


 先日、坂元裕二脚本の連続ドラマ「Mother」をhuluで一気に観た。(その3)

 

 以下は、添付Webサイトからの一部抜粋。

 


Interview 03
「あのドラマ」の
「あのシーン」ができるまで part II

https://crea.bunshun.jp/articles/-/21049

 


「Mother」

三姉妹の物語になる予定だった

──『脚本家 坂元裕二』に掲載している「Mother」の履歴書(登場人物表)には、奈緒(松雪泰子)とふたりの妹の背景が詳細に書き込まれていました。当初は三姉妹の物語になる予定だったのでしょうか。

 

坂元 三姉妹の話って定番だし、いつかやりたいと思ってたんですね。まず長女の話を考えたんだけど、それだけで連ドラ1本分になると思わなかったので、三姉妹の話も交差させながら次から次へといろんなことが起こるお話にしようかなあと思っていました。

 

 当時は話をたくさん盛り込むことが大事だと思ってたんですね。でもプロデューサーが「いや、長女の話をメインでいけるんじゃないか」と言ってくれて、それから軌道修正して。妹たちの話も挿話としていれながら、長女のお話を中心に書いていきました。

 


──「Mother」で道木怜南を演じた芦田愛菜さんと初めて出会ったときのことを教えてください。

 

坂元 普段はオーディションに行かないんですけど、「Mother」プロデューサーの次屋(尚)さんに「ちょっと揉めてるから来てくれ」って言われて、日本テレビのリハーサル室に行ってドアを開けたら、最後まで残った5人が並んで座っていて。パッと見た瞬間、「あ、あの子だ」と思ったんです。変な話ですけど、オーラを見たのは愛菜ちゃんが最初で最後です。

 

「Mother」の8話で、実の母の仁美(尾野真千子)が訪ねて来て、愛菜ちゃんが「もうお母さんじゃない」って追い返したあとに松雪さんの胸で泣くんですけど、胸をかきむしられるような泣き声でした。どうしてあんな風に泣いたんでしょうね。技術とかじゃないし、5歳の芦田愛菜ちゃんがどんなふうに感情を作ったのかもわからないし、本当に不思議です。あれはすごかった。

 


ご参考)「生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」
https://ameblo.jp/pikataa3/entry-12419286208.html

 

坂元)もちろん虐待という事実は、当然否定すべきことだけど、何も知らずに簡単に、あの女性を、否定することはできない。やっぱり自分も、子育てする中で、もう耐えられなくて、大きな声をあげてしまったこともあるし。逃げ出したくなったこともある。結果だけ見て、手を出したひどい女だ、ひどい母親だって、断罪することは僕にはできなかった。

 

坂元さんは、完成していた第8話のストーリーを白紙にし、育児放棄をした脇役の母親の人生を書くと決めた。

 

娘を愛していた母親が、なぜ、虐待に至ってしまったのか。

 

いっときでも、子育てから解放されたいという母親
の思いや、逃れられない現実。自らの子育ての日々を思いながら、無心で書いた。

 

放送後…「決して他人事と切り捨てることはできなかった」「救われた」…など、大きな反響があった。ついに坂元さんの中で、道が、見えた。

 

**********

~生きづらい、あなたへ~

 

たとえ、それほど視聴率は取れず、シリアスで暗いと言われようと、生きづらさを抱える人たちのことを、丁寧に描く。
一人でも、救われる人がいればいい。
16年の回り道を経て、見つけた、

 


<感想>
Motherは、天才子役・芦田愛菜ちゃんのデビュー策でもあり、自然な演技に涙が止まらないシーンが多かった。
「一人でも、救われる人がいればいい。」という言葉が印象的だった。

 

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HP http://tsuru1.blog.fc2.com/
Twitter https://mobile.twitter.com/tsuruichipooh
----------------------------------------------------------------------