【 テレビ番組の企画書 】
現在、NHKで放映中の「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の原作(岸田奈美著、小学館)を読んだ。
https://www.nhk.jp/p/ts/RMVLGR9QNM/
以下は一部抜粋。
ある日「テレビ番組の『ガイアの夜明け』に出演させてもらおう」と思いついたときも、体当たりだった。無名のベンチャー企業がなんの予兆もなく出演できるわけもないので、とにかく、仕事が終わったら毎晩『ガイアの夜明け』を観た。数年分は観た。江口洋介が夢に出てきた。それでも観続けた。
すると、長く続いているテレビ番組には、ひとつの型のようなものがあると気づいた。社会背景の説明からはじまり、スタジオで専門家が語り、世論を調査し、課題を打破するために奔走する挑戦を追い、インパクトのある画をとらえ・・・・・・といった感じだ。これすらもあまり言葉にできない。気になる人は夢の案内人に江口洋介がキャスティングされるまで、ガイアの夜明けを観続けてほしい。
その型に合わせて、ミライロではどんなシーンを撮ってもらえるかを書き出した。取材に協力してくれるクライアントや、取材が可能な日時まで細かく書き足した。自分が番組の構成作家になったつもりで、企画書のようなものを完成させた。
その企画書のようなものをメールで受けとった番組のディレクターから、連絡があった。
「この企画書、このまま会議に出せますよ。助かりました」
ディレクターというのは想像を絶する激務だ。あとから聞いたところによると、企画書には番組への異常な愛とリスペクトがにじみ出ているのが見てとれて、とても喜んでくれたそうだ。光栄だ。
もちろんタイミングや運のよさもあったとは思うが、そのあと、ミライロは『ガイアの夜明け』への出演を果たした。これが大反響で、たくさんの仕事が会社へと舞い込んだ。野生児だったから、なりふり構わず突進できたのかもしれない。
<感想>
企画書を作成して、テレビ番組で取り上げられたら、ブランド価値向上に繋がるに違いない。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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