【 ワクチン接種と東京五輪 】
本日は、2021/2/1の高橋洋一氏の現代ビジネスの記事からの一部抜粋。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79829?page=3
ワクチンについては、全国1万ヵ所の施設にワクチン用の超低温冷凍庫を配備して、接種の拠点とし、各医療機関に配送するなどして接種を進める予定だ。
施設は大きな基本形施設とサテライト施設に分けられるが、施設で何人接種できるかが重要なポイントだ。仮に1時間30人なら、1日3時間でほぼ100人に接種可能になる。となると、全国で1日に100万人の接種が可能になってくる。
全国民のうち、(1)医療従事者、(2)65歳以上、(3)65歳以下で基礎的疾患のある人、(4)その他一般人の順番でワクチンが接種されるが、(1)~(3)の5000万人程度が重要だろう。2回接種するとしても、(1)~(3)は3ヶ月あればカバーできる計算だ。
これはきわめて大雑把な試算だが、米英からの供給が上手く入ってくれば、7月下旬開始の五輪までに間に合うかもしれない。いずれにしても、供給確保は別の努力が必要だが、国内の体制がネックになってしまっては困る。
そのために、昨年の5月の補正予算で1300億円のワクチン対策費を計上したわけで、供給に問題なければ、(1)~(3)の国民の重要部分はカバーされるだろう。
となると、東京五輪は無観客を開催の「ミニマムライン」としているが、当初の予定通りではないにせよ、ある程度の観客が入る、というのがメインシナリオだろう。いずれにしても、マスコミは中止になる方向へ煽りたいだろうが、客観的には考えにくいのではないかと筆者は見ている。
<感想>
東京五輪開催のためにも、ワクチン接種のための、行政とマスコミ含めた全国民との協働が切に望まれる。
----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuru1.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------