【 スピードは最強の武器である(その2) 】
先日、「スピードは最強の武器である なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」(中島聡著、文饗社)を読んだ。
以下は、一部抜粋。
6 時間を制する者は、人生を制す
やりたいことには思い切って飛び込む
「やりたいたいことがあり、そしてそれを成し遂げる熱意があれば、遠慮せずに相手の懐に飛び込んでもなんとかなる」ということです。
やりたい仕事があったら、上司に頼む前にまずやってみる、です。
冴えたアイデアを生む思考とは
私がWindows95の基本設計を作っているときに考えていたのは、純粋に「それまでのWindowsの使い勝手の悪い部分、気に食わない部分はどこか?」という問いでした。すなわち、いまある製品・サービス・考え方を「何か使い勝手の悪い部分、気に食わない部分はないか?」という視点で眺めてみるのです。
今の環境で夢に近づく方法
今やっている仕事の中で、本当にやりたい仕事に繋がる共通点を見つけ出せ、です。
やりたいことがあれば、目を皿のようにしてその解決策を探すのです。自分で答えにたどり着けない場合には、徹底的にその分野の本を読み込むでしょうし、その分野で成功している人にヒアリングを重ねるべきです。すると必ず解決策があなたの目の前に現れます。
「無理だ」という人の多くがじつは、そのことについて実際にはほとんど何も調べてもいないし、考えてもいない人だということを、強く心に刻み込んでください。
もちろん私も、やりたいことがすべてできたわけではありません。すべてできたわけではありません。関わったプロジェクトの7割くらいは失敗に終わっています。常に枠組みを超えて新しいことをやりたがるので、仲間から非難されることもしばしばあります。けれども私はいつも楽しいです。それはやはり、失敗するよりも、自分に不誠実になることのほうを恐れているからです。
何かを成し遂げたり幸せな人生を手に入れたりするには、「好きなことに向き合い向き合い続けること以外に方法はない」、ということです。
こんなことを実現したい、という思いで人が集まると、そこに向かって走り続けられるのだと気づいたのです。
人一人の人生にとって一番大切なのは、自分の好きなことをやるかどうか、やり続けることができるかどうかだ、というシンプルな答えにたどりついたのです。
自分が幸せになれる行動をしないと、人は幸せになれない。
結局、本書の真の目的とは何か
・勉強のための勉強はするな
・規則は守るな
・集中力を無理やり引き出さなければならない仕事はするな
あなたが寝る前にやるべきこと
明日やることのタスクリストを作ることです。これをやらなければいけないのは「絶対」です。
ここで重要なのは15分程度で終わる単位の仕事に分けることです。
明日の仕事の大半を、明日の午前中までに終わらせるのです。
この本を閉じた後にあなたが作るタスクリストは、未来の地図です。それに従って進んでいけば、ここではないまったく違う場所にたどり着くことができます。だからタスクリストは「書くもの」ではなく、「描くもの」です。
明日の分のタスクリストが完成したら、スマホをいじったりせず、明日の仕事のことを考え、ワクワクしながらベッドに入りましょう。
一度しかない人生、思いっきり楽しもうぜ。
やりたくもないことに延々時間をとられてるなんて、もったいないぜ。
<感想>
人一人の人生にとって一番大切なのは、自分の好きなことをやり続けることができるかどうかだ、という中島さんの意見に賛成だ。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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