元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、言語情報によるヒトの進化?

 

立花隆:言語情報としての新たな遺伝 】

 


 先日、NHK BSで、「NHKスペシャル 見えた 何が 永遠が ~立花隆 最後の旅~」を見た。
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pYEOPj55xW/

 


人類の知は今後、相互に影響し合い、さらに複雑化。個々の人の意識が蜘蛛の巣のように絡み合います。それにより人類全体がより高次の意識を持ち、次のステージに立つと立花さんは記していました。

 

「動物の場合、世代をこえて伝承される情報は遺伝情報しかない。しかしヒトの場合は、はるかに大量の情報が言語情報として、世代をこえて伝えられていく。これは人間だけが獲得した新たな遺伝の形式だという」

 

「人間の持つあらゆる知識が総合されて、ひとつの一貫した体系として、共有されるようになってきた」

 

「これらの動きの延長上に、人類全体が一体となって思考するような日が来るだろう」

 

「超人類の誕生であり、超進化。ヒトという種のレベルをこえた進化が実現する」

 

立花さんが最後に夢見たのは、一人一人が自ら学び、より高い知を求め、集積していくこと。そして、人類全体が一体となって、より高い次元の思考ができるようになる、次の進化だったのでしょう。

 

永遠に続く知の循環の中で、自分が次の進化の一部に貢献できたとしたら、無になることは、むしろ本望だ・・・そう思っていたのではないか。

 


<感想>
 動物の遺伝情報 vs 人間の言語情報。
 知の巨人が言う、世代をこえて伝えられていく「言語情報」が人間だけが獲得した新たな遺伝の形式。自分も次の進化の一部に貢献したい。

 

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