【 武田鉄矢:幸福の黄色いハンカチ 】
先日の東京FMの秋元康「いいこと、聴いた」のゲスト武田鉄矢が、映画「幸福の黄色いハンカチ」の話をしていた。
https://www.tfm.co.jp/iikotokiita/
以下は、山田洋次監督が語った内容からの一部抜粋。
https://fwhk19878.livedoor.blog/archives/13377839.html
ただ武田鉄矢のキャスティングには苦労しましたね。若者の候補者はいっぱいいるけど、みんなカッコよすぎて、地方出身者で労働者、女の子に振られてばかりいるイメージに近い人がいない。
あるとき、プロデューサーが海援隊のLPのジャケットをもってきた。「この男どうだろう」と。3人並んでいる真ん中がいやに脚が短くて、顔がでっかくてね。一目でこれいいなあと思った(笑)。
彼は演技は初めてだったから、何十回テストしたかわかりませんよ。絶望して「もうやりたくない」と言っていたらしい。
あとで聞きましたけれど、健さんが彼のところへ行って、「おまえ、監督に叱られるというのは脈があるからだぞ。何もならないなら何も言わないよ」と言って、慰めたそうです。健さんはそうやって気をつかってくれるんですよ。
鉄矢は、海援隊がコンサートを開いても以前のようには人が来ないからやめようかなと思っていたらしい。そういうときに、健さんとの共演で声をかけられたので、非常に驚いたと言っていました。観察眼が優れているんですね。作家的なものの見方ができる。ああ、彼ならばいけるなあと思いました。
<感想>
もし、山田洋次監督が海援隊のLPのジャケットを見なかったとしたら、武田鉄矢が諦めてやめていたとしたら、「幸福の黄色いハンカチ」にキャスティングされていなかったとしたら・・・
その後の「金八先生」や「101回目のプロポーズ」もなかったと思うと「運」を大切にしたい。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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