【 岸田政権の3つのグダグダ 】
2021/12/27、高橋洋一さんが、現代ビジネスに「年の瀬までグダグダ・モタモタの岸田政権 いったいどこに向かうのか?」を掲載された。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/90915?page=2
以下は、一部抜粋。
日米首脳会談をどうするつもりか?
一つは、日米首脳会談だ。
役人であれば誰でも知っているが、日米首脳会談というのは就任から3ヵ月以内に行うというのが、これまでの暗黙事項だった。
アメリカの対中包囲網は明らかだ。それには、地政学的に考えても日本はこれまで以上に必要な同盟国のはずだ。それなのに、日米首脳会談がないのは腑に落ちない。
信じがたいミスの連発
二つ目のグダグダは、12月2日の国際線予約停止だ。筆者は、思わず、「え、日本人も?日本人は帰国させ検疫隔離ではないか」(https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/1466195194122960905)とツイートしてしまった。
3つ目のグダグダは、オミクロン株での濃厚接触者について受験不可(別日程の試験、追試扱い)という文科省の通知だ。この通知は12月24日付けで各大学に通知された。政府がオミクロン株感染者の濃厚接触者に14日間の宿泊施設での待機を要請することに対応し、オミクロン株感染者の濃厚接触者は症状の有無にかかわらず受験を認めないことを決めた。
それ以前には、濃厚接触者について一定の条件で別室での受験としていた。
オミクラン株について、科学的な根拠のない過剰対応だ。そもそもオミクロン株は感染力は強いが毒性は弱いと割れているので、従来の取扱を緩和または維持するのであればある程度説明ができるが、逆に強化するのは合点がいかない。
筆者は、12月25日に「えっ、また変更する?」(https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/1474510783174553600)とツイートした。同日の朝日放送「正義のミカタ」に出演したが、楽屋で「濃厚接触者入試不可について、これはあまりに酷いので岸田さんは変更する」と一部の出演者に話したが、翌26日に岸田政権はまた方針変更した。岸田首相が、文科省に別室受験を含め受験機会確保の方策を検討するよう指示したのだ。
もともとの通知は文科省からのものなので、これは一義的には文科省の責任だ。しかし、官邸には事前連絡しているはずなので、見逃した官邸官僚の責任でもある。
先に、本コラムで取り上げた10万円給付問題についても、行政経験者から見れば、信じがたいミスが続いている。
岸田首相の持ち味は「聞く力」というが、事前によく聞いておけば、間違った方針を出すこともない。方針を出した後に変更するのは時間の無駄だし、そのたびごとに振り回される側を考えるべきだ。
一体岸田政権はどこに向かうのだろうか、あまりにグダグダモタモタしている。
<感想>
岸田政権には、「聞く力」よりも、官邸官僚との「考える力」が必要なように思われる。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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