【 國重惇史氏:住友銀行の救世主 】
2023/4/4、住友キャピタル証券時代の副社長だった國重惇史さんが、ご逝去された。
以下は、「堕ちたバンカー 國重惇史の告白」(児玉博著、小学館)の一部抜粋。
あとがき
「あのね、イトマン事件で西川さんは男をあげたんだよ。で、頭取になったんだ」
「國重さんは?」
こう聞くと、國重はフット息を呑み淡々とこう継いだ。
「僕はね・・・・・・、僕はイトマン事件で危険な人物だって思われたんだ」
「救世主だったのに?」
「そう僕は危険な奴だって」
イトマン事件からもう30年以上が経とうとしている。けれども國重の中にはこの思いが澱のように沈澱したままのようだった。
「國重さん、後悔しているんですか?」
「別に・・・・・・」
國重はぶっきらぼうにこう言ったきり黙った。
<感想>
明日の追悼ランチを控え、今晩、住友キャピタル証券時代の同僚と久しぶりに飲むことになった。
國重さんにお作り頂いたご縁を今後とも大切にしてゆきたい。心よりお悔やみ申し上げます。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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