【 ミライの授業:小さな「違和感」を掘り下げる 】
先日、「ミライの授業」(瀧本哲史著、講談社)を読んだ。
以下は一部抜粋。(その2)
1時限目
世界を変える旅は「違和感」から始まる
ベーコンは「知は力なり」と断言しました。
そして本当の「知」は、「疑うこと」からはじまります。
世の中にあふれる常識、権威、限界、慣習など、さまざまな「あたりまえ」に疑いの目を向けること。大人たちがスルーしている疑問を、自分の頭で考えること。それが「知」の第一歩なのです。
戦場の兵士たちは、戦闘によって亡くなるのではなく、劣悪な環境によって亡くなっていくのだ。
戦場の兵士たちを救い、不衛生な環境に暮らす人々を救い、イギリスはもとより世界の医療・福祉制度を大きくかえていったのは、看護師としてのナイチンゲールではなく、統計学者としてのナイチンゲールだったのです。
森鴎外ら陸軍の軍医たちは、「脚気は伝染病で、食事なんて関係ない」と言い張りました。
まったく新しい課題に取り組むとき、考えても考えても答えが見つからないとき、そんなときは、目の前にある「事実」を拾っていきましょう。
頑固な医学者・森鴎外は、医学の道ではほとんど功績を残さないまま、文学者として記憶される人物になりました。
「権威や常識を疑うことができるかどうか」、そして「事実をベースにしてものごとを考えられるか」にあります。
1時限目まとめ
1.日常にある「小さな違和感」を掘り下げ、冒険の扉を開けよう
2.課題をこなす人より、課題を見つける人になる
3.ナイチンゲールは旧世代の男たちを「データ」で動かした
4.エリートほど「思い込み」の罠にはまりやすい
5.未知の課題には「論より証拠」で取り組もう
6.人を疑うのではなく「コト」を疑う
<感想>
日常にある「小さな違和感」を掘り下げて、少しでも世の中を変えるような努力を継続したい。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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