元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、法令諸規則を知るメリット?


【 ゼイチョー:税金滞納者の権利 】

 


 この秋のドラマの内、『ゼイチヨー「払えない」にはワケがある』を観ている。
https://www.ntv.co.jp/zeicho/

 


 以下は、講談社コミックプラスのWebサイトからの一部抜粋。
https://news.kodansha.co.jp/20160613_c01

 


知っていれば助けになるはず

作者である漫画家の慎結(しん・ゆい)さんは、数年前に納税の仕事を手伝ったことをきっかけに、この漫画の構想を得たという。

 

「行政のサービスは国民の守られた権利なので、もっと使った方が良いのに、なかなか知る機会が少ないのは残念」と語る。そして「納税について知っていれば役立つことが多いので、例えば義務教育で確定申告まで教えるなど、積極的に税金について教えてくれる場ができ、自然と知識が身に着く環境ができたら理想的だと思います」と続けた。

 

『ゼイチョー!』に登場する滞納者たちは、さまざまな権利を知らなかったがために苦労をする人たちばかりだ。


たとえばアルバイトをしながら病気の母親を扶養する浅川は、扶養控除と医療費控除を知らず、高い税金を納めていた。そんな浅川に対して華子は「更生の請求」、確定申告のやり直しをすすめる。控除分を再計算して所得に合った税額を割り出し、過払い分については返還される。

 


徴税吏員は税金を徴収するだけの存在ではなく、個人の経済状況や事情を総合的に判断して、適正な額の税金を納める方法を一緒に考える税金のプロなのだ。

 

読者からは「税金について知ることができてうれしい」という感想が多く寄せられるという。同じくらい多いのが、「市役所や公務員に対してのイメージが変わった」という感想だ。


はじめて滞納者の自宅を訪れた華子は、「納税課です」と名乗ろうとして先輩吏員にたしなめられる。滞納者の立場をおもんばかった細やかな配慮など、一般には知らない人が多い事実も多く、とても興味深い。

 


困窮した母子家庭で育ち、税金の未納に伴う行政の強制執行を受けた過去が華子という人格をつくり、税金のプロになる道を選ばせた。
「公務員なめんなよ」という啖呵は「私はあなたを支えたい。だから遠慮なんてせずに頼って欲しい」という意思表示なのだ。

 

華子が提案する方法はすべて実際にわれわれ国民が持つ権利ばかり。妻を亡くした夫への控除「寡夫控除」など聞きなれないものも登場する。制度や知識が、そして何よりそれを扱う人間が、人を救うこともあると思わせてくれる一作だ。

 


<感想>
税金のみならず、法令諸規則等を知ることで、メリットを享受できる可能性は高まるため、常にアンテナは高く保っておきたいように思う。

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