【 マイナス金利解除の理由 】
2024/3/25、高橋洋一さんが、現代ビジネスに『マイナス金利解除は「完全にタイミングを間違えた」…!政府がこの体たらくで、日銀はやりたい放題になっている』を掲載された。
https://gendai.media/articles/-/126448
以下は、一部抜粋。
3月19日に公表された日銀の「金融政策の枠組みの見直しについて」をみると、冒頭に「2%の「物価安定の目標」が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至ったと判断した」とし、「これまでの「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の枠組みおよびマイナス金利政策は、その役割を果たした」とし、「短期金利の操作を主たる政策手段」とした。
筆者は、この冒頭を読んでダメだと思った。今後、物価が目標の2%から大きく逸脱するおそれがあるから、利上げするのであれば理解できる。今のインフレ目標が維持されるのであれば、今の政策が継続されるべきだ。
要するに、金融政策の観点からいえば、落第だ。2%のインフレ目標は、インフレ率が2%を超えたら、すぐに引き締めになるのではない。実際、欧米でも、インフレ率が5%程度までは金融引き締めを行わなかった。これは、「ビハインド・ザ・カーブ」(behind the curve)といい、物価の動きに遅れて金融政策を行う鉄則だ。
<感想>
高橋さんの言う「今後、物価が目標の2%から大きく逸脱するおそれがあるから、利上げするのであれば理解できる。今のインフレ目標が維持されるのであれば、今の政策が継続されるべきだ。」という内容はその通りだと思われる。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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