元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、報道を通じて提供すべきは考えるための材料?

飯田浩司:反権力」は正義ですか 】


 毎日聴いている「飯田浩司のOK! Cozy up!」の飯田浩司著『「反権力」は正義ですか ラジオニュースの現場から』を読んだ。
https://www.1242.com/cozy/

 以下はその「はじめに」からの一部抜粋。


 今の時代、読者、視聴者の生活を豊かにするためにマスコミが報道を通じて提供すべきは、「考えるための材料」だと思います。すなわち「根拠を示す」報道、「一次情報を必要以上に加工しない」報道、「誰の主張かクリアな」報道・・・・・・一言で言えば、「透明性の高い報道」によって、視聴者や読者が純粋にニュースについて考えることが出来ます。新聞が記事本文とかけ離れた見出しを作ったり、テレビがVTRやBGMにおいて実態を無視した過剰な演出をすることに、視聴者・読者はうんざりしていると感じます。

 いずれアメリカのように、放送から公平中立基準を全面廃止すべき、という議論が起こることもあるかもしれませんが、まずマスコミに求められているのは、どう見ても中立と言い難い報道をしながら「100%中立デス!」という実現不可能な看板を掲げ続けるより、中立的バランスを当然意識しながら「透明性の高い報道」を行う、という姿勢ではないでしょうか。


<感想>
 本書は「ザ・ボイス そこまで言うか!」の時代から聴いている飯田浩司アナウンサーの初の著書。
 当時、青山繁晴さんがよく言っていた「一緒に考えましょう!」を地で行く、飯田さんの考えに共感する。

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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