【 総務省側の倫理観 】
2021/3/1、高橋洋一氏が、現代ビジネスで『菅首相長男「違法接待問題」で、テレビ・新聞の歯切れが悪すぎる「ウラ事情」』の記事を掲載された。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/80694?page=4
今回の事件そのものについて、筆者の見解はシンプルだ。首相の長男が接待窓口であったかどうかより、国家公務員倫理法上の問題だ。つまり、自腹で割り勘をしなかった官僚側の問題だ。
マスコミ報道で不満なのは、首相の長男というアジェンダ設定であるが、その結果、菅政権おろししか出てこない。本来は、総務省の利権構造が問題なのだが、今後の建設的な意見が出てこない。
衛星放送の割当については、総務省がやる必要もない。たしかに、衛星電波でオークションはしにくいが、その先のソフト事業者へのスロット(トランスポンダ)の割当は総務省が行わずに、衛星運用会社が公正なルールでやればいい。
このスロットの割当を総務省の権限のままにしておくと、総務省も接待を受けてスロットを割り当てたといわれてしまうだろう。今後の問題再発防止策として、スロットの割当は総務省以外で公正ルールにより行われるべきだ。
<感想>
総務省の接待を受ける側の倫理観が問題であるのは間違いないが、国会でもっと審議すべき重要な事項はないのか。国の行く末が心配である。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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