【 頭の良さとは何か 】
先日、「頭の良さとは何か」(中野信子・和田秀樹、プレジデント社)を読んだ。
以下は一部抜粋。(その3)
人生で損をする人に足りない「2つの能力」
「知ること」、そして「意欲」、この2つの大切さを声を大にして言いたいですね。
「面白い人」は無敵の人
20代、30代はわからないでしょうけれど、たぶん40代以降は本当の意味で「頭がいい人」がモテます。頭がいいというのは、「話が面白い人」という意味です。それは男女ともそうですよ。
知らない世界を自分のものにする力
ビジネスの世界でも、ある種のブレイクスルーができる人や企業が生き延びていく方向に変わっていくんじゃないか、と思うんです。AIにない陣減の賢さって、たぶんそういうところでしょう。独創性であるとか、マジョリティでない独自の意見を自分が思いつくだけの知識と頭のひねりがあるかどうかは、これからすごく重要なポイントである気がします。
見えなかった構造を解き明かすのが「知」
どんな分野であれ、それまで見えなかった構造を解き明かしていくことが、「知」としての本当のキュレーション(情報を選んで集めて整理すること)の妙というか。発見する力を持ったほうが楽しいよ、と提案したい。
おわりに 頭のよさとは、能力ではなく態度である
私自身は、頭のよさというものは能力でなく、態度であると考えるようになった。
ものごとを常に白黒はっきりさせるのではなく、グレーも考えられるというのは能力でなく態度であるからして、心がけ次第で、誰でもいくらでも身につけられるものなのだ。あるいは、人の言説を言下に否定するのではなく、「その可能性もある」と受け入れたり、「試してみないとわからない」としなやかに受け止められたりできることも、やはり能力でなく態度だ。
学歴や肩書という、ある時点での頭のよさ(これだって疑わしいが)ではなく。現時点での頭のよさを求めていく必要がある。そして、そう思えるようになったら、自分自身、昨日より今日、今日より明日のほうがもっと頭がよくなれるはずだ。
<感想>
「知ること」と「意欲」を大切にして、話が面白くて、独創性があり、マジョリティでない独自の意見を思いつき、見えなかった構造を解明し、白黒はっきりさせずにグレーも考えられて、しなやかに受け止めたりできる態度の人を「頭が良い」というのだろう。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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