【 武器としての決断思考:リベラルアーツを身につけろ 】
以下は、「武器としての決断思考」(瀧本哲史著、星海社新書)からの一部抜粋。(その1)
はじめに「武器としての教養(リベラルアーツ)」を身につけろ
人間を自由にするための学問
本書は、私がいま、京都大学で二十歳前後の学生に教えている「意思決定の授業」を一冊に凝縮したものです。
『学問のすすめ』は、いま、若い世代こそ読むべきだ
変化が激しい今の時代、これまでの価値観や方法、人生のレールというものは、意味をなさなくなってきているということです。
「いま、こうした実用性のない学問はとりあえず後回しにして、一生懸命にやるべきは、普通の生活に役に立つ実学である」(引用『現代語訳 学問のすすめ』齋藤孝訳/ちくま新書)
どんなことも自分で決めていく時代の「決断思考」
若い世代は今後ありとあらゆるジャンルにおいて、自分で考え、自分で決めていかなければならない場面が増えていくからです。
将来がどうなるか、いまや誰も明確には予測でいないのです。
これは、漠然とみんなで同じ未来を見ていた高度成長、安定成長の時代とは決定的に異なる状況です。「横並び」「右肩上がり」は幻想に変わりました。
まさに、時は「カオスの時代」に突入したと言えるでしょう。
こんな時代に生きる私たちは、過去のやり方が通用せず、未来予想もうまくできないなかで、自分の人生や家族の将来を見据えながら、ひとつひとつ現時点で最善と思える「意思決定」を行っていかなければなりません。
<感想>
社会人として、著者の『過去のやり方が通用せず、未来予想も上手くできないなかで、現時点で最善と思える「意思決定」を行っていかなければならない』という指摘は、本当にその通りだと思う。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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