元証券マンが「あれっ」と思ったこと

元証券マンが「あれっ」と思ったことをたまに書きます。

あれっ、所得控除可能なiDeCoに未加入?

 

個人投資家の証券投資に関する意識調査 】

 


 2023/10/18、日本証券業協会から、添付「個人投資家の証券投資に関する意識調査【インターネット調査】」(概要)が報告されていた。
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/2023kozintoushika.pdf

 以下は、一部抜粋。

 


個人投資家の証券投資に関する意識調査」の結果について 〜調査結果の主なポイント~

 

P1
1.投資に対する考え方
・調査対象者5,000名のうち、有価証券投資への興味・関心や検討のきっかけとして、「投資に関する税制優遇制度(NISA・つみたてNISA・確定拠出年金)があることを知った」をあげた者が、前年調査の40.1%から42.8%に増加(2.7ポイント増)。【8頁】

 


2.一般NISA口座・つみたてNISA口座の普及状況等
(1)NISA制度は個人投資家にしっかりと定着
・調査対象者のうち、一般NISA口座開設者の割合は51.2%と、2015年調査以降50%超の者が口座を開設している状況が続く。 【26頁】
・つみたてNISA口座開設者の割合は年々増加しており、 前年調査の26.2%から29.6%に増加(3.4ポイント増)。【〃】

 

(2)証券投資を開始した者におけるNISA制度の利用が一段と顕著に
・2023年に投資を開始した者の8割以上(84.9%)は一般NISA口座又はつみたてNISA口座を開設しており、その合計の割合は2022年に投資を開始した者を大きく上回っており(14.8ポイント増)、また、NISA制度が開始した2014年に次ぐ高い割合となっている。【29頁】

 

(3)NISA制度は中間層に利用されている
・一般NISA口座開設者の6割以上(68.6%)は年収500万円未満であり、5割強(51.0%)が金融資産1,000万円未満である。【31、32頁】
・つみたてNISA口座開設者の6割強(62.5%)は年収500万円未満であり、7割強(71.6%)が金融資産1,000万円未満である。【〃】

 

 

P38
●「企業型確定拠出年金に加入している」のは15.6%。「iDeCoに加入している」が15.0%。「iDeCoに加入している」は2022年調査より3.1ポイント増加している。

 

●50代以下は「企業型確定拠出年金」「iDeCo」とも2割以上が加入。

 


<感想>
掛金が全額所得控除(⇒課税所得が減る⇒所得税と住民税が軽減される)となるiDeCoに未加入の方は、加入を検討されては如何でしょうか。
https://www.smbc.co.jp/kojin/special/ideco/

 

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