【 人生を変える勇気 】
先日、「人生を変える勇気」(岸見一郎著、中公新書ラクレ)を読み返してみた。
以下は一部抜粋。
■原因論は目的論に包摂される
生きづらさや、幸せになれないのは過去の経験や今の社会状況などに原因があると考えること(これを「原因論」といいます)には「目的」があります。そのように考えれば、原因論は目的論に包摂されることがわかります。そのように、今の問題の原因を何かに求める限り、本来自分の責任で自分の生き方を改善しなければならないのに、そして実際、改善できるにもかかわらず、少なくとも積極的には自分の課題を解決しようとはしなくなります。
■これからどうするか
私なら、「あなたはこれからどうしたいのですか」とたずねます。嫁姑問題に悩んでいる人に、積年の恨みを話してもらうのではなく、もしも、姑と仲良くしたいというのであれば(そう答える人は多くはないかもしれませんが・・・・・・)、あるいは、少なくとも今、姑に感じている不愉快な思いを軽減したいというのであれば、今後その姑とどのように関われば人生を穏やかに過ごせるか、どうすれば苦しまずにすむかを一緒に考え、そのように過ごせるために積極的に助言します。
過去や他人のせいにしないことは、カウンセリングを受ける人にとってはずいぶんと厳しいことになります。今起こっていることの責任を、自分が引き受けるということだからです。
ご参考)いまを生きる人にとって最も大切なアドラー心理学の「2つの教え」とは?
https://diamond.jp/articles/-/339044
<感想>
岸見さんの言う通り、1)過去や他人のせいにしないこと、2)今起こっていることの責任を自分が引き受けるということは、ずいぶんと厳しいことに違いない。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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